キーフレームをスムージングする
キーフレームをスムージングする、つまりベジェハンドルをキーフレームに追加すると、直線の
代わりにカーブを適用して、あるキーフレームの値から次のキーフレームの値への変化を緩やか
にすることができます。
「
Final
Cut
Pro
」でパラメータにスムージングを適用できるかどうかは、
パラメータで使用するキーフレームの種類によって決まります。
Â
1 次元キーフレーム: キーフレームグラフ領域のグラフ曲線で、複数の値を含むパラメータを
表現することはできません。その代わりに、パラメータのすべての値は、グラフ上の単一の点
で表されます。多次元パラメータの例として、「中心」パラメータと「アンカーポイント」パ
ラメータ(
2
つの数値:
x
と
y
)、
「ドロップシャドウ」パラメータの「色」パラメータ(
3
つ
の数値:ヒュー、サチュレーション、ブライトネス)があります。
このようなタイプのキーフレームをスムーズにするために、ベジェハンドルを使用することは
できません。これは、キーフレームグラフ線が複数のパラメータ値(
x
と
y
など)を同時に表
示できないためです。「中心」/「アンカーポイント」パラメータの場合は、
「キャンバス」で
直接、曲線上で値を調整することができます。
Â
2 次元キーフレーム: キーフレームグラフ領域の
2
次元キーフレームで、単一の値を含むパラ
メータをアニメーション化することができます。このパラメータのキーフレームグラフ線の
キーフレームはスムージングすることができ、ベジェハンドルを使用して変化速度を修正でき
ます。単一の値を持つパラメータには、
「縮小/拡大」、
「回転」、
「アスペクト比」、および「不
透明度」があります。
キーフレームをスムージングするには:
m
Control
キーを押したままキーフレームをクリックし、ショートカットメニューから「スムーズ」
を選びます。
カーブでベジェハンドルを調整すると、あるキーフレームから次のキーフレームへの変化の速度
を操作できます。
ベジェ曲線の形状を変更するには:
m
キーフレーム側のベジェハンドルをドラッグします。
ベジェ曲線の片方の長さだけを単独で変更するには:
m
Shift
キーを押したままベジェハンドルをドラッグします。
Shift
キーを放すと、
2
つのハンドルの相対的な長さは、設定した不均等な長さにロックされます。
ショートカットメニューから
「スムーズ」を選択します。
第
15
章
キーフレーム設定されたエフェクトのパラメータを調整する
311
IIIIIIII
ベジェ曲線の片方ともう一方の角度を変更するには:
m
コマンドキーを押したままベジェハンドルをドラッグします。
コマンドキーを放すと、
2
つのハンドルの相対的な角度は、設定した角度にロックされます。
ベジェハンドルの片方に影響を与えずに、もう片方の長さと角度を変更するには:
m
コマンドキーと
Shift
キーを押したまま、ベジェハンドルをドラッグします。
両方のキーを放すと、
2
つのハンドルの相対的な角度と長さはロックされます。