Final Cut Pro 6 - 「マット」フィルタ

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「マット」フィルタ

「マット」フィルタは、マットを生成してクリップの領域を切り抜いたり、クリップをほかのレ

イヤーと合成するために、クリップの画面端を透明にするアルファチャンネル情報を作成したり

するときに使用します。また、キーフィルタが適用されているレイヤーに対してさらに調整を加

えるときにも使用します。詳細については、

440

ページの「

マットを使用してアルファチャンネ

ルを追加する/変更する

」を参照してください。

フィルタ

結果

8

点ガベージマット

8

つのポイント からなるポリゴンマットを生成して、ク リップの一部をク

ロップします。

8

つのポイントコントロールを使って、ポリゴンマットを定

義します。

「全体を丸く」スライダでポリゴンの角を丸くすると、丸みを帯

びたマットが作成されます。

「角のみを丸く」スライダでマットを拡張また

は縮小し、

「エッジのぼかし」スライダでマットのエッジをぼかします。

「反

転」チェックボックスにチェッ クマークを付けると、マット の部分と透明
な部分が反転し、

「ラベルを隠す」チェックボックスにチェックマークを付

けると、数値ラベルが隠れま す。数値ラベルは、マットのポ イントとフィ
ルタのポイントコントロールとの対応を示します。

抽出

Luma

キーと同様に、クリップ周囲にマットを作成します。

「表示」ポップ

アップメニューから、クリップのソース(キーを適用する前のクリップ)、

フィルタによって作成さ れたマット、完成イメージ、ま たは、参照用とし
てソース、マット、完成イメージを 特別に合成したクリップ を表示するこ

とができます。

「しきい値」スライダ、

「適応量」スライダ、

「柔らかさ」ス

ライダを使 用してマッ トを調整 してくださ い。

「結果 のコピー 先」ポップ

アップメニューで、クリップの

RGB

チャンネルまたはアルファチャンネル

にルミナンスの結果をコピーできます。

「反転」チェックボックスにチェッ

クマークを付けると、結果を反転させることができます。

4

点ガベージマット

4

点からなるポリゴンマットを作成するという点を除き、

8

点ガベージマッ

ト」とほぼ同じです。

イメージマスク

別のクリップからアルファチ ャンネルまたはルミナンス を読み込み、それ

を使って現在のクリップにマットを作成します。

「マスク」クリップウェル

を使用して、アルファチャンネル 値かルミナンス値の読み込 み元のクリッ

プを選択できます。

「チャンネル」ポップアップメニューで、クリップのア

ルファチ ャンネ ルとル ミナンス レベル のどち らを使 用するか を選択 しま

す。

「反転」チェ ックボッ クスにチ ェックマ ークを付 けると、作成 される

マットを反転させることができます。

このフィルタは、任意のイメージ エディタで作成したカスタ ムエッジマス
クを読み込んでシーケンス内 のクリップに適用し、そのマス クでマットを

生成したい場合に特に便利です。

「トラベリングマット」合成モードと異な

り、

「イメージマスク」フィルタでは、選択したクリップとマットが結び付

けられます。マットが生成された クリップはモーションエフ ェクトを使用
して移動させることができますが、その際、マットも一緒に移動します。

マスク(ぼかし)

「柔らかさ」スライダで、指定した量だけクリップのアルファチャンネルを

ぼかします。

マスク(図形)

クリップにマットを作成するためのマスク(図形)を生成します。

「形」ポッ

プアップメニューで、

「ひし形」

、「楕円形」

「方形」または「方形(角丸)

のいずれかを選択しま す。

「横幅」スライ ダと「縦幅」スライダを使用し、

マスク図形 のサイズと アスペク ト比を調整 してくだ さい。

「中 心」コント

ロールでマスクの中心を指定します。

「反転」チェックボックスにチェック

マークを付けると、透明な部分とベタの部分を反転させることができます。

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13

ビデオエフェクトをインストールする/管理する

249

IIIIIIII

マスクエッジ修正

通常、キーフィルタと併用して、キーのエッジを操作します。

「マスクエッ

ジ修正」の「エッジ調整(やせる /太る)」スライダは、キー フィルタの

「エッジ調整(やせる/太る)」スライダよりもリアルな結果になる場合が

あるため頻繁に使用されます。

「マスクエッジ修正」の「エッジ調整(やせる/太る)」スライダを右に動

かすと、キーを適用したフィルタ のエッジ周辺のはみ出しが 徐々に少なく
なります。もれは除去され、マットのエッジはなめらかになります。

「エッ

ジ調整(やせる/太る)」スライダを右に動かすと、エッジ周辺のはみ出し
が拡大し、マットの範囲は広が ります。キーフィルタをかけ たことで前面

のイメージに穴が空いてしまった場合はその穴が埋まります。

「マスクエッ ジ修正」は、常に、

「フィ ルタ」タブでキーフィル タの次に表

示されます。このフィルタは、一 般的にグループでも使 われます。最初の

「マスクエッジ 修正」で、キーアウトしたい領域 のもれは除去されますが、

前面のイメージに穴が空 くことがあります。次に「マス クエッジ修正」を
逆方向に適用すると、これらの 穴が埋まり、前面のイメージ は可能な限り

ベタに近くなります。さら に「マスクエッジ修正」をかけ ると、キーをよ
り細かく微調整することができます。

ソフトエッジ

クリップの

4

つのエッジを指定した量だけ個別にぼかして、昔風のビグネッ

トエフェクトを作成します。

「左」

、「右」

「上」、

「下」の各スライダで、ク

リップの

4

つのエッジを調整します。

「ディザ」および「ガウス」チェック

ボックスを使用して、ブラー を入れたエッジの品質を 修正します。

「反転」

チェックボックスでは、イメー ジをエッジで切り抜くか、イ メージに穴を
空けるかを切り替えることができます。

ワイドスクリーン

クリップにワイドスクリーン マットを生成して、レターボッ クスのイメー
ジを作成します。

「タイプ」ポップアップメニューで、マスクで上下を切り

抜いた領域のアスペクト比(標準のアカデミー比率を使用)を調整します。

「上下にオフセット」スライダで、クリップの最も重要な領域が表示される

ようにクリップを上下に動かします。

「枠線」スライダで、レターボックス

の上下を最大で

10

ピクセル内側に動かします。カラーコントロールでは、

レター ボック スの枠 線に黒 以外の 色を指 定でき ます。

「エ ッジの ぼかし」

チェックボックスを選択する と、レターボックスのエッジを ぼかすことが
できます。

フィルタ

結果

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250

Part II

エフェクト