Final Cut Pro 6 - イメージおよびビデオクリップを縮小/拡大してシーケンスに合わせる

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イメージおよびビデオクリップを縮小/拡大してシーケンスに合わせる

静止画クリップをシーケンスに組み込むときはいつでも、

Final

Cut

Pro

」はイメージとシーケ

ンスの以下の情報を比較し、自動的に調整します:

Â

横の寸法と縦の寸法: 静止画の寸法がシーケンスの大きさより大きい場合、静止画は縦横の寸

法が合うように縮小されます(イメージを歪めることはありません)。つまり、常に、シーケ

ンスのフレーム内に静止画全体が表示されるということです。

グラフィックスがシーケンスの寸法より小さい場合、グラフィックスは拡大されません。これ

は、

100

パーセントを超えてイメージを拡大すると、品質が低下するからです(ピクセルが拡

大されると、濃淡のむら があるアーチファク トがイメージに生成さ れてしまいます)。

Final

Cut

Pro

」では、

100

パーセントを超えるクリップの拡大は自動的に回避されます。

Â

ピクセルのアスペクト比: 静止画ピクセルのアスペクト比がシーケンスのピクセルのアスペ

クト比と異なる場合、「

Final

Cut

Pro

」は静止画のクリップの「アスペクト比」パラメータを

調節します(クリップの「モーション」タブの「歪み」パラメータの位置にあります)。この

パラメータは、静止画とシーケンスとの間の一致しないピクセルのアスペクト比を補正しま

す。この結果、ピクセルのアスペクト比が異なるというだけの理由では、クリップが歪んで表

示されることはありません。この自動補正機能がない場合は、一致しないピクセルのアスペク

ト比の補正量を、手動で計算する必要があります。詳細については、

258

ページの「

「モーショ

ン」タブのコントロール

」を参照してください。

グラフィックスのフレームサイズが編集したシーケンスのフレームサイズと一致しない場合、簡

単に修正することができます。

シーケンス内のイメージを縮小/拡大して、シーケンスの寸法に正確に合わせるには:

1

シーケンスで

1

つまたは複数のクリップを選択します。

ヒント:クリップを選択せずに、「タイムライン」のクリップ上に再生ヘッドを配置することも

できます。

2

「修正」>「シーケンスに合わせて縮小/拡大」と選択します。

選択したそれぞれのクリップの「縮小/拡大」パラメータは、横/縦の両方のイメージの大きさ

がシーケンスの寸法内に合うように、適切な量に設定されます。イメージは圧縮も伸張もされま

せんが、イメージとシーケンスのアスペクト比が一致しない場合、レターボックス化またはピ

ラーボックス化されて表示されます。

参考:

「シーケンスに合わせて縮小/拡大」コマンドは、静止画クリップだけでなくビデオクリッ

プでも有効です。

スキャンした地図や写真などのイメージをズームイン/ズームアウトする場合、シーケンスより

も高い解像度でイメージを使用する必要があります。イメージの解像度が高いほど、詳細に表示

するために

100

パーセントより大きくする必要性が低くなります。ビデオおよび静止画を

100

パーセントを超えて拡大すると、アーチファクトが生じます。個々のピクセルが目立つようにな

り、コントラストの高い斜めのライン上に「階段状」のアーチファクトができます。

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378

Part II

エフェクト

参考:

「縮小/拡大」設定(ズーム用)およびフレーム内のイメージの動き(

「中心」/「アンカー

ポイント」/「回転」パラメータ)にうまくキーフレーム設定することによって、ドキュメンタ

リーでよく行われるように、カメラの動きの錯覚を静止画に追加することができます。詳細につ

いては、

379

ページの「

例:静止画にカメラの動きを追加する

」を参照してください。

シーケンスに読み込まれたグラフィックスを縮小/拡大するには:

1

「タイムライン」のシーケンスにイメージを組み込みます。

2

「タイムライン」でクリップをダブルクリックして、「ビューア」に開きます。

3

「ビューア」の「モーション」タブをクリックします。

4

「縮小/拡大」フィールドに比率(%)の値を入力するか、または「縮小/拡大」スライダを調

整して希望のサイズを見つけます。