Final Cut Pro 6 - 例:さらにモーション設定を使ってレイアウトを微調整する

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例:さらにモーション設定を使ってレイアウトを微調整する

この例では、前の例で作成したシーケンスをさらにカスタマイズするために、「クロップ」、

「不

透明度」、および「ドロップシャドウ」パラメータの設定を変更します。

1

シーケンスにあるトラック

V4

のクリップを「ビューア」で開き、

「モーション」タブをクリック

します。

.

まず、前景のクリップのエッジをぼかして枠線を柔らかくします。

2

「クロップ」の開閉用三角ボタンをクリックして、「クロップ」のパラメータを表示します。

3

「エッジをぼかす」スライダをドラッグして

64

に設定します。

次に、クリップを開かずに、ほかの

2

つの背景クリップに同じ量のぼかしを適用します。

4

トラック

V4

の前景のクリップを選択し、「編集」>「コピー」と選択します。

5

ボックスをトラック

V3

V2

2

つの背景クリップの周りにドラッグして両方のクリップを選択

し、

「編集」メニューから「パラメータをペースト」を選びます。

トラック

V4

のクリップの

モーション設定

「キャンバス」内の

クリップの周囲に柔らかい

枠線が表示されます。

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272

Part II

エフェクト

6

「パラメータをペースト」ダイアログで「時間パラメータを縮小/拡大する」チェックボックス

と「クロップ」チェックボックスを選択し、ほかのオプションの選択をすべて解除した状態で

OK

」をクリックします。

次に、前景のクリップにさらに

2

つの調整を加え、幅を少し狭くして背景にあるクリップがもっ

と見えるようにします。

7

「クロップ」パラメータの「上」スライダと「下」スライダを右にドラッグして

5

に設定します。

ここで、これら

3

つのレイヤーに「ドロップシャドウ」を加えます。

8

前景のクリップの「モーション」タブがまだ「ビューア」で開いている状態で「ドロップシャド

ウ」のパラメータの横にあるチェックボックスを選択し、パラメータを設定できるようにしてか

ら、

「ドロップシャドウ」の開閉用三角ボタンをクリックします。該当するコントロールを使っ

て、

「オフセット」を

10

に、

「角度」を

135

に、

「柔らかさ」を

23

に、

「不透明度」を

65

にそれ

ぞれ設定します。

これで前景のクリップで

設定したぼかしが背景の
クリップに適用されました。

クリップに加えられた
変更が「キャンバス」に

表示されます。

このスライダを調整して、

前景のクリップを

少し切り取ります。

「ドロップシャドウ」

パラメータの設定を

調整します。

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14

モーションパラメータを変更する

273

IIIIIIII

9

これらの設定をほかの

2

つのクリップに適用するには、

「タイムライン」でトラック

V4

にあるこ

のクリップを選択し、「編集」メニューから「コピー」を選びます。トラック

V2

および

V3

にあ

るクリップを選択し、「編集」メニューから「 パラメータをペースト」を選びます。

10

「パラメータをペースト」ダイアログで「ドロップシャドウ」チェックボックスを選択し、

OK

をクリックします。

最後に、前景のレイヤーと見分けがつかないので、背景のレイヤーを暗くする方法を説明します。

11

トラック

V1

にある背景クリップを開き、

「モーション」タブをクリックします。

「不透明度」の開

閉用三角ボタンをクリックし、「不透明度」を

50

パーセントに設定します。

これで、合成が完了しました。

3

つのクリップに対してレイヤー化、切り取り、縮小/拡大、回

転を行い、それぞれのエッジをぼかしています。

選択された両方のクリップが

ドロップシャドウを表示して
います。

背景のクリップが

「キャンバス」で暗く

表示されます。

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274

Part II

エフェクト