モーションパラメータを使う
「モーション」タブを使用して、選択したクリップのモーションパラメータを表示および変更で
きます。
クリップのモーションのパラメータを表示するには:
m
クリップを「ビューア」で開き、「モーション」タブをクリックします。
「モーション」タブ内のパラメータは
7
つのパラメータセットに分かれています。各パラメータ
は、それぞれにパレットコントロールと数値パラメータコントロールを備えています。
モーションパラメータのパラメータコントロールを表示するには:
m
「モーション」タブ内で、パラメータの横にある三角形の情報表示ボタンをクリックします。
「ドロップシャドウ」や「モーションブラー」は、パラメータを調整する前に有効にしておく必要
があります。
「基本モーション」
パラメータ
「歪み」パラメータ
第
14
章
モーションパラメータを変更する
257
IIIIIIII
「ドロップシャドウ」または「モーションブラー」パラメータを有効にするには:
m
「ドロップシャドウ」または「モーションブラー」の横にあるチェックボックスを選択します。
モーションパラメータを調整するには、以下のいずれかの操作を行います:
m
スライダをドラッグします。
m
数値フィールドに新規の値を入力し、
Return
キーを押します。
m
キーフレームグラフで対応するオーバーレイをドラッグします。
m
「角度」コントロールを使う設定の場合: ダイヤルの針をドラッグします。黒い針はクリップの
現在の角度を示し、小さい赤い針は正方向または逆方向への回転数を示します。
m
xおよびy座標を使う設定の場合: 右側にある数値フィールドに新しい座標を入力し、
Return
キー
を押します。一部の座標設定には、ポイントコントロールも用意されています。コントロールを
選択してから、
「キャンバス」の該当するポイント上に十字型ポインタを置いてクリックします。
∏
ヒント:モーション、オーディオ、またはフィルタのパラメータはすべて、「タイムライン」の
キーフレームグラフ領域で調整できます。詳細については、
296
ページの「
キーフレームを調
整する/削除する
」を参照してください。
「タイムライン」内でキーフレームグラフを調整する方法の詳細については、
325
ページの「
「タ
イムライン」のキーフレームエディタを操作する
」を参照してください。
一部のパラメータは
使用する前に有効にする
必要があります。
「モーションブラー」
パラメータ
「ドロップシャドウ」
パラメータ
258
Part II
エフェクト
「モーション」タブのコントロール
以下のセクションでは、
「ビューア」の「モーション」タブのパラメータおよび関連パラメータ
について説明します。
「基本モーション」パラメータ
「基本モーション」パラメータを使用して、縮小/拡大の変更、クリップの回転、中心点の移動、
アンカーポイントの設定などのモーションをクリップに追加することができます。
Â
縮小/拡大: クリップの比率を変えずに全体的なサイズを変更します。
Â
回転: クリップの形状を変えずに、クリップの中心軸の周りを回転させます。クリップは、±
24
周回転させることができます。
Â
中心: クリップの中心点を指定して、クリップをフレームのほかの場所に移動することができ
ます。
「中心」パラメータは実際には、
「キャンバス」内でのクリップのアンカーポイントの位
置を指します。
Â
アンカーポイント: クリップの位置を中心に揃えたり回転させるためのポイントを指定しま
す。クリップのアンカーポイントは中心になくてもかまいません。
「クロップ」パラメータ
クリップの「クロップ」パラメータを変更して、クリップを切り取り、エッジをぼかすか柔らか
くして背景に合成します。
Â
「左」、
「右」
、「上」
、
「下」
: 指定した側からクリップを切り取ります。クリップの上下左右を個
別に切り取ることができます。各数値フィールドの値はピクセル数を表しています。
Â
エッジをぼかす: 切り取り線の外側の境界がなめらかになります。
「エッジをぼかす」パラメー
タ値を高く設定するほどクリップにぼかしのエフェクトが大きく出ます。