シーケンスを使って作業する
レイヤー化された
Photoshop
ファイルを「
Final
Cut
Pro
」に読み込むと、
Photoshop
ソース
ファイルのすべてのレイヤーは、読み込まれた
Photoshop
ファイルのフレームサイズと同じシー
ケンスのフレームサイズで合成されます。
レイヤー化された
Photoshop
ファイルを
1
つのクリップとして読み込む場合は、
「
Photoshop
」
でイメージのレイヤーを平坦化し、「
Final
Cut
Pro
」にファイルを読み込む必要があります。
「
Final
Cut
Pro
」が作成するシーケンスには、読み込まれたファイル内のレイヤーと同じ数のレイ
ヤーが含まれています。背景レイヤーはトラック
V1
のクリップになり、連続する各レイヤーが、
元の
Photoshop
ファイルのレイヤーと同じ順序で表示されます。ビデオトラックの順序を変更す
ると、レイヤーの順序も変わります。
Photoshop
ファイルの背景が透明である場合、新しいシー
ケンスの背景も同様に透明で、デフォルトでは黒になります。
レイヤーの不透明度の設定、レイヤーのモード、およびレイヤーの表示/非表示に関する設定は
保存されますが、レイヤーのマスクは保存されません。
「
Photoshop
」のレイヤーモードに対応
する合成モードが「
Final
Cut
Pro
」にない場合、そのレイヤーモードは無視されます。
読み込まれた
Photoshop
ファイルは、
「ブラウザ」内の
シーケンスになります。
背景レイヤーがトラック
V1
の
クリップになり、
ほかのレイヤーがその上の
トラックに配置されます。
Photoshop
ファイルは、
「タイムライン」で、
独自のタブを持つ
シーケンスになります。
第
19
章
合成する/レイヤー化する
409
IIIIIIII
レイヤー化された
Photoshop
シーケンスのフレームレートを変更
する
レイヤー化された
Photoshop
ファイルを読み込むと、作成されたシーケンスには現在のシーケ
ンスプリセットのフレームレートが含まれています。たとえば、
DV PAL
の「簡易セットアップ」
を選択して、レイヤー化された
Photoshop
ファイルを読み込むと、作成されたシーケンスには
フレームレート、
25 fps
が含まれます。
このレイヤー化された
Photoshop
シーケンスを異なるフレームレートのシーケンスに組み込む
場合は、次の
2
つの選択肢があります:
Â
レイヤー化された
Photoshop
シーケンスを保存先のシーケンスに組み込み、
ネストされたシー
ケンスのフレームレートが「
Final
Cut
Pro
」で自動変更されるようにします。
Â
保存先のシーケンスに組み込む前に、シーケンスのフレームレートを手動で変更します。
あるシー ケンスをフレーム レートが一致しな い
Photoshop
シーケ ンスに組み込む場 合、
「
Final
Cut
Pro
」側で自動的にレイヤー化された
Photoshop
シーケンスのフレームレートを変更
する方が 簡単です。レイヤー化さ れた
Photoshop
シー ケンスに関連コ ピーがない場 合、
「
Final
Cut
Pro
」は、
「ブラウザ」でネストされたシーケンスおよびマスターのレイヤー化された
Photoshop
シーケンスのフレームレートを自動的に更新します。
ただし、レイヤー化された
Photoshop
シーケンスのその他の関連コピーがすでに存在する場合、
以下のステップが自動的に発生します:
Â
マスターの新しくレイヤー化された
Photoshop
シーケンスが「 ブラウザ」で作成されます。
Â
新しくレイヤー化された
Photoshop
シーケンスのフレームレートは、
保存先のシーケンスに合
わせて変更されます。
Â
新しくレイヤー化された
Photoshop
シーケンスの名前は、新しいフレームレートを示すように
変更されます。
Â
マスターの新しくレイヤー化された
Photoshop
シーケンスのコピーは、
保存先のシーケンス
に組み込まれます。
読み込んだ
Photoshop