クリップのイン点およびアウト点を設定して、
SmoothCam
レンダ
リングを改善する
「
SmoothCam
」フィルタの結果はクリップのイン点とアウト点の間のメディアによって決まる
ので、クリップのメディアで突然のビジュアル変更を行うと、
「
SmoothCam
」フィルタの結果
が粗雑になる場合があります。クリップのイン点およびアウト点をメディアのビジュアルとして
安定した部分に設定することで、突然のビジュアル変更を避けることができます。メディアのビ
ジュアルとして安定した部分を定義する簡単な方法は、
1
つのクリップをさらに小さな複数のク
リップにカットして不要な動きのセグメントを削除することです。
参考:
SmoothCam
分析処理キューは、イン点およびアウト点の設定に関係なく、常にクリップ
のメディアファイル(サブクリップを含む)全体を分析します。
クリップのイン点およびアウト点の調整によって
SmoothCam
の結果が改善される例を次に示
します:
Â
大きなオブジェクトがその他の静止ショットのフレームを横切って移動した場合、たとえばカ
メラの目の前を人が歩いて通り過ぎる場合など
Â
撮影のセットアップ中のカメラの過度の動き
Â
その他の比較的動きの少ないクリップでのカメラの大きな動き
Â
複数のシーンからなるクリップ、たとえば、複数のテイクがあるクリップ
466
Part II
エフェクト
たとえば、高速のパンで開始する映像を、比較的安定したショットに落ち着かせるような場合、
パンが終了した時点でクリップのイン点を設定します。同様に、フレーム内に人が歩いてきてカ
メラを遮る場合は、その人が現れる前にクリップにアウト点を設定します。