Final Cut Pro 6 - FireWireを使って正確なアナログ黒レベルを出力する

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を使って正確なアナログ黒レベルを出力する

アナログビデオを「

Final

Cut

Pro

」から出力するには、デジタル/アナログコンバータを備えた

ビデオインターフェイスが必要です。他社製のインターフェイスの多くには、アナログ出力が備

えられています。ほかにも、

DV

デッキまたはビデオカメラを使い、テープへの録画用として

FireWire

経由のデジタル信号をアナログ信号に変換することもできます。この構成は、

Final

Cut

Pro

」からの

DV FireWire

出力を標準ビデオモニタに表示する場合と同じです。

標準精細度

モニタ

波形モニタ/

ベクトルスコープ

アナログまたはデジタルVTR

プロセス

アンプ

コンピュータ

PCIカード

入力A

入力B

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536

Part III

色補正とビデオ品質制御

家庭用の

DV

機器が接続されたコンピュータの内蔵

FireWire

インターフェイスを使ってアナログ

テープに出力する場合、すべての

DV

機器が同じアナログレベルの黒を使用しているわけではな

いことに留意する必要があります。デジタルビデオには必ずデジタルの黒の値である

0

パーセン

トがありますが、一部の

DV

機器はこの値を

0 IRE

に変換し、別の

DV

機器はこの値を

7.5 IRE

変換します。

業務用のビデオ機器では、黒のセットアップレベルを

0 IRE

PAL

および日本の

NTSC

)または

7.5 IRE

(北米の

NTSC

)に正確に保つことが厳しく求められています。お使いの

DV

機器が間違っ

たアナログ黒レベルを出力する場合、ハードウェアのプロセスアンプを使ってアナログビデオ信

号を適宜調整する必要があります。

他社製のアナログビデオインターフェイスを使用してアナログテープに書き戻す場合、ビデオイ

ンターフェイスに同梱されたマニュアルで、ビデオインターフェイスのセットアップを北米の標

準(

7.5 IRE

)または日本の標準(

0 IRE

)に設定する方法を確認する必要があります。市販のアナ

ログビデオインターフェイスのほとんどは、使用する黒レベルをコントロールパネルで選択でき

るソフトウェアが付属しています。通常は「

7.5

セットアップ」と「

0

セットアップ」 と表示さ

れていますが、

NTSC

」と「

NTSC-J

」と表示されていることもあります。詳細については、

534

ページの「

アナログビデオ信号の測定法

」を参照してください。

デジタル/アナログコンバータのアナログの黒レベルを(

DV

デッキまたはデジタル/アナログ

コンバータで)調整する標準的な設定方法は、以下の通りです。

Â

FireWire

を使ってビデオを出力する場合、

Final

Cut

Pro

」は、ビデオの

ITU-R BT.601-4

エンジ

ニアリング仕様に従って、業界標準デジタル値の

16

の値で黒を出力します。これは、デジタ

ルビデオの黒の適切なレベルです。

Â

VTR

のアナログ出力をプロセスアンプに接続して、アナログの黒レベル、つまりセットアップ

の調整に使用できます。

Â

プロセスアンプの信号はビデオモニタに接続してから波形モニタに接続します。波形モニタ

で、プロセスアンプを適切な黒レベルに調整するために測定します。北米の

NTSC

信号の場

合、波形モニタに

7.5 IRE

の黒レベルが表示されるように、プロセスアンプを調整する必要が

あります。

PAL

および日本の

NTSC

の場合は、出力信号を

0 IRE

にします。

コンピュータ

標準精細度

モニタ

波形モニタ/

ベクトルスコープ

プロセス

アンプ

DV VTR

アナログ

ビデオ出力

アナログ出力

アナログビデオ

スルー

FireWire

録画デッキへの

アナログビデオ出力

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26

ビデオレベルを測定する/設定する

537

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