カラーバーを使ってアナログ装置のブライトネスと色を調整する
放送用ビデオの技術者は、カラーバーを使用して、以下のようなアナログビデオ機器の出力を調
整します:
Â
アナログビデオを編集システムに取り込むために使う
VTR
の再生
Â
ビデオ編集システムのビデオインターフェイスのアナログ出力(アナログビデオ出力用)
Â
テープを
VHS
にダビングするために使用する
VTR
の再生
通常は、現場で撮影に使用する新しいビデオテープの先頭の
30
秒から
60
秒の部分にカラーバー
を記録します。業務用ビデオカメラから出力されるカラーバーを使って、撮影している画像の確
認に使用するロケ用ビデオモニタを調整し、ビデオカメラで行ったブライトネスや色温度の調整
が正しくモニタに反映されるようにします。後から、それぞれのソーステープの先頭に記録され
ているカラーバーを使って、
「
Final
Cut
Pro
」の「クリップの設定」を調整します。テープにカ
ラーバーが記録されていない場合は、
539
ページの「
カラーバーのないソーステープの取り込み
設定を調整する
」を参照してください。
個々のソーステープは個別に調整する必要があります。さまざまなビデオカメラで撮影したテー
プは設定が微妙に異なることがあり、
1
台のカメラでも制作の間に若干変化することがあります。