Final Cut Pro 6 - 「ブロードキャストセーフ」フィルタのコントロール

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「ブロードキャストセーフ」フィルタおよび「

RGB

制限」フィルタ(

531

ページの「

RGB

限」フィルタを使う

」を参照)では、クランピングを利用して特定のしきい値を超えるかまた

は下回る値をすべてしきい値レベルに抑制できます。クランピングによって生じる波形は、一

番高い位置と低い位置が平坦になります。つまりクリッピングされます。

クリッピングとは、一般にカメラの露出不足または露出過多、色空間の変換、色補正ツールの

不適切な使用などの影響を受けた信号のことを指します。ビデオを撮影するときには、クリッ

ピングを防止するよう露出を制御する必要があります。最も良い方法は、クリッピングのない

信号を用意し、必要に応じてピークのレベルを色補正フィルタを使ってクランプすることです。

「カスタムルミナンスを

制限」コントロール

「カスタムサチュレーション

を制限」コントロール

「ルミナンス/クロマモー

ド」ポップアップメニュー

RGB

を制限」

コントロール

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26

ビデオレベルを測定する/設定する

527

IIIIIIIIIIII

「ルミナンス/クロマモード」ポップアップメニュー

このポップアップメニューからプリセットの

1

つを選択して、許容されるクロマのサチュレー

ションの最大値を指定します。ほとんどの状況では標準設定の

120

で大丈夫なはずです。しか

し、より制限的な設定も利用できます。

参考:プリセット内の数値は、ルミナンス信号とクロマ信号の組み合わせの値を参照しますが、

多くの場合、ルミナンス信号に偏ります。

「ルミナンス/クロマモード」ポップアップメニューから「カスタム設定」を選択した場合は、

「カスタムルミナンスを制限」および「カスタムサチュレーションを制限」の各領域にあるスラ

イダを使って、ルミナンスとクロマのレベルのクランピングを手動で微調整することができま

す。

「カスタム設定」以外のモードを選択した場合は、「カスタムルミナンスを制限」および「カ

スタムサチュレーションを制限」の各スライダによる影響はなくなります。

「カスタムルミナンスを制限」コントロール

Â

使用: 「カスタムルミナンスを制限」コントロールを有効または無効に設定するには、チェッ

クボックスを選択または選択解除します。

参考:以下に説明するスライダは、このチェックボックスが選択されている場合にのみ有効に

なります。

Â

上限を設定: このパラメータ値を超えるルミナンス値はすべて、パラメータ値にクランプされ

ます。この値を低く設定するほど、波形の高い部分に発生するクリッピングが多くなります。

Â

最大 RGB 出力レベル: 「スレッショルド(効果の開始点)

」と「上限を設定」の値の間の範囲

を圧縮して、最大出力値がここで設定した値になるようにします。この値を「上限を設定」の

値よりも高く設定すると、何も効果がなくなります。

「スレッショルド(効果の開始点)」より

も低い値にすると、信号にクリッピングが発生します。

Â

スレッショルド(効果の開始点)

: 「カスタムルミナンスを制限」コントロールが影響する最小

の値を定義します。

「ルミナンス/クロマモード」

ポップアップメニューの
オプション

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528

Part III

色補正とビデオ品質制御

「カスタムサチュレーションを制限」コントロール

Â

使用: 「カスタムサチュレーションを制限」コントロールを有効または無効にするには、チェッ

クボックスを選択または選択解除します。

参考:以下のスライダは調整可能ですが、このチェックボックスが選択されている場合にのみ

有効になります。

Â

上限を設定: このパラメータ値を超えるクロマ値はすべて、パラメータ値にクランプされま

す。この値を低く設定するほど、発生するクリッピングが多くなります。

Â

最大 RGB 出力レベル: 「スレッショルド(効果の開始点)

」と「上限を設定」の値の間の範囲

を圧縮して、最大出力値がここで設定した値になるようにします。この値を「上限を設定」の

値よりも高く設定すると、何も効果がなくなります。

「スレッショルド(効果の開始点)」より

も低い値にすると、信号にクリッピングが発生します。

Â

スレッショルド(効果の開始点)

: 「カスタムサチュレーションを制限」コントロールが影響す

る最も低い値を定義します。

Â

クロマ/ルミナンスを弱める: ルミナンス信号とクロマ信号の組み合わせが大きすぎ、

「ブ

ロードキャストセーフ」フィルタでルミナンスまたはクロマを小さくして組み合わせ信号を

適正にできる場合、このパラメータは、ルミナンスおよびクロマがどれだけ削減されるかを

決定します。スライダが

100

(中央)に設定されている場合、フィルタはルミナンスとクロ

マを等しく削減します。

参考:

「カスタムルミナンスを制限」および「カスタムサチュレーションを制限」の各コントロー

ルが有効になるのは、

「ルミナンス/クロマモード」ポップアップメニューから「カスタム設定」

を選択した場合だけです。

RGB

を制限」コントロール

Â

使用: 「最大

RGB

出力レベル」パラメータを有効または無効にするには、チェックボックスを

選択または選択解除します。このパラメータを有効にすると、

「最大

RGB

出力レベル」パラ

メータ値を超える

RGB

値はすべてその値にクランプされます。マイナスの

RGB

値は、自動的

にゼロにクランプされます。

参考:このオプションは「カスタムルミナンスを制限」や「カスタムサチュレーションを制

限」のコントロールとは異なり、

「ルミナンス/クロマモード」ポップアップメニューで現在

選択されているオプションにかかわらず、常にこのオプションを有効にしておくことができ

ます。

Â

最大 RGB 出力レベル: このパラメータ値は、フィルタが出力する最大

RGB

に相当する値です。

「最大

RGB

出力レベル」スライダは、

75

125

の間で移動できます。

100

がデフォルト値で

す。

RGB

レベルを下げる場合は、このスライダを

100

未満の値に設定します。高い

RGB

レベ

ルを許容する場合は、このスライダを

100

より上に設定します。

より詳細に制御するには、「

RGB

制限」フィルタを使用します(

531

ページの「

RGB

制限」

フィルタを使う

」を参照)。

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ビデオレベルを測定する/設定する

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