「ブロードキャストセーフ」フィルタをネストしたシーケンスに適用する
「ブロードキャストセーフ」フィルタは、不適正値を発生させる可能性のあるほかのフィルタを確
実に修正するために、必ず最後にクリップに適用する必要があります。ただし、場合によっては、
「
Final
Cut
Pro
」でのビデオの処理の順序が原因で不適正値が生じることもあります。
以下では、ビデオ処理の手順を順序に従って紹介します:
Â
フィルタ(
「ビューア」の「フィルタ」タブの一番上に表示されるフィルタが最初に処理され、
その後に表示されているフィルタが順に処理されます)
Â
「縮小/拡大」や「回転」などのモーションパラメータおよび「クロップ」や「歪み」などのパ
ラメータ
Â
トラックの
2
つのクリップ間のトランジション
Â
1
つまたは複数のビデオクリップ項目を合成する合成モード
Â
シーケンス全体に適用されたフィルタ(シーケンスをネストしてからフィルタを適用します)
モーションパラメータ、トランジション、および合成モードは、個々のクリップに適用された
「ブロードキャストセーフ」フィルタの結果を変更してしまう可能性があります。この場合は、ネ
ストしたシーケンスを作成してから、ネストしたシーケンスに「ブロードキャストセーフ」フィ
ルタを適用するのが最も良い方法です。ネストされたシーケンスの詳細については、
Volume
2
の第
23
章「シーケンス間での組み込み」を参照してください。これは、シーケンス内のすべて
のクリップに「ブロードキャストセーフ」フィルタを適用するよりも効率的です。
105
100
95
90
85
上限を設定
= 100
最大出力
= 90
最大出力
スレッショルド(効果の開始点)
= 90
スレッショルド(効果の開始点)
上限を設定
第
26
章
ビデオレベルを測定する/設定する
531
IIIIIIIIIIII
「
RGB