レベルについて
大部分のビデオ形式は、
Y´C
B
C
R
(コンポーネント)色空間内で録画、編集、転送を行います。意
図的に素材を
RGB
色空間に変換するつもりがなくても、 テレビやモニタでの再生時などで、ほ
とんどの場合
RGB
に変換されます。ビデオは表示装置内では、ほぼ確実に
RGB
色空間に変換さ
れます。
Y´C
B
C
R
色空間での作業時、各レベルはネイティブの色空間で表現されるか、またはRGB 相当の
値として参照されます。
RGB
相当の値とは、
Y´C
B
C
R
ビデオ信号が最終的に
RGB
に変換されると
きの値です。
不適正な
RGB
レベルは、一般に(
Y´C
B
C
R
色空間内での) 特定のルミナンスとクロマのレベルの
組み合わせが
RGB
色空間に変換されるときに起こります。ルミナンスとクロマの両方のレベル
が
Y´C
B
C
R
色空間で適正であっても、これら
2
つの組み合わせによって不適正な
RGB
レベルとな
る場合もあります。
∏
ヒント:
「ビデオスコープ」タブ内の「
RGB
パレード」スコープは、
Y´C
B
C
R
色空間での作業時に
RGB
レベルを表示する場合に便利です。詳細については、
518
ページの「
「
RGB
パレード」ス
コープの読み方を学ぶ
」を参照してください。
適正な
RGB
レベルは、通常は
0
∼
100
パーセントです。
0
パーセント規定の最低値、
100
パーセ
ントは規定の最高値です。
Y´C
B
C
R
映像が
RGB
に変換されるとき、
RGB
レベルは
2
つの場合に不適
正となる可能性があります。それは、
0
パーセント未満の場合と
100
パーセントを超える場合です。
参考:すでに
RGB
色空間にあるコーデック(アニメーションコーデックなど)を使用して作成
されたビデオの場合、
RGB
レベルが不適正になることはほとんどありません。
532
Part III
色補正とビデオ品質制御
「
RGB