ガンマ補正について
ガンマ補正は、テレビなどのビデオ表示装置が、本質的にイメージ信号を光の強度へ非線形的に
変換してしまうことを補正します。通常はガンマ値を
2.5
と仮定します。
ITU-R BT.709
仕様では、
インカメラのガンマ補正は
1/2.2
(つまり
0.45
)が推奨されています。カメラのガンマ補正に
CRT
ガンマを掛け合わせると(
2.5/2.2
)
、全体の表示ガンマは
1.14
になり、
1.0
の表示ガンマよ
りわずかにコントラストが強くなります。薄暗い場所でテレビを表示する場合は、
1.1
∼
1.2
の表
示ガンマが適切です。
要約すると、
2.5
のガンマは
CRT
ディスプレイ固有のガンマです。ビデオが
CRT
で多少のコン
トラストを付けて表示されるように、ビデオカメラでガンマ補正が自動的に適用されます。この
値は通常、
1/2.2
です。
第
29
章
レンダリングとビデオ処理の設定
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IIIIV
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