ビデオと読み込んだ静止画のガンマ設定を変更する
特定のビデオまたは静止画形式を読み込むと、
「
Final
Cut
Pro
」では、すでにメディアに適用さ
れているガンマ補正が判断され、クリップの「ガンマレベル」情報にその値が保存されます。再
生中に、
「
Final
Cut
Pro
」は「ガンマレベル」情報を使用して、クリップにガンマ補正が必要か
どうかを判断します。
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Part IV
リアルタイムとレンダリング
一般に、「
Final
Cut
Pro
」では以下のことを前提とします:
Â
RGB
でエンコードされたメディア(
TIFF
や
Apple Animation
コーデックなど)のガンマは暗黙
的に
1.8
です。この前提は
Macintosh
コンピュータで作成されたイメージについては該当しま
すが、イメージファイルがほかのプラットフォームで作成された場合は、クリップの「ガンマ
レベル」情報を
2.2
に調整する必要があることがあります。
Â
Y´C
B
C
R
メディアのガンマは暗黙的に
2.2
です。
Y´C
B
C
R
クリップのガンマは調整できません。
サポートされているファイル形式
「
Final
Cut
Pro
」では、以下のファイル形式のガンマ調整がサポートされています:
Â
静止画:
JPEG
、
PNG
、
TIFF
、
SGI
、
PlanarRGB
、
MacPaint
、レイヤー化または平坦化された
Photoshop
(
PSD
)ファイル
Â
QuickTime ムービーファイル: コーデックを使用していないムービーファイルか、アニメー
ションコーデックを使用したムービーファイル
読み込んだ静止画とビデオクリップのガンマを調整する
ガンマは以下の
2
つの場所で調整できます:
Â
「ユーザ環境設定」ウインドウの「編集」タブにある「ガンマレベル」ポップアップメニュー:
このポップアップメニューは、メディアを読み込んだときのガンマをグローバルに指定します。
Â
「項目の情報」ウインドウまたは「ブラウザ」の列の「ガンマレベル」クリップ情報: クリッ
プのガンマは個別に「ブラウザ」または「項目の情報」ウインドウで調整できます。この設定
は、
「ユーザ環境設定」ウインドウの「編集」タブの「ガンマレベル」ポップアップメニュー
によって適用されるグローバル設定よりも優先されます。