レンダリングとは
?
リアルタイムでの処理能力を超えた計算を「
Final
Cut
Pro
」で実行する必要がある場合は、レン
ダリングする必要があります。(レンダリングとは、
「
Final
Cut
Pro
」がリアルタイムで再生する
ことができないシーケンスのセグメントに対して、ビデオおよびオーディオの一時的なレンダリ
ングファイルを作成する処理のことです。)
シーケンスのセグメントをレンダリングしている場
合は、再生時に「
Final
Cut
Pro
」がそのセグメントの代わりにレンダリングファイルを使用しま
す。
「タイムライン」のルーラの上にあるレンダリングステータスバーは、リアルタイムに再生
できる部分と、レンダリングが必要なセグメントを示します。
レンダリング中は編集処理ができなくなるので、レンダリングの対象をできるだけ少なくするこ
とが目標です。リアルタイム再生の詳細については、
617
ページの第
28
章「
RT Extreme
を使
う
」を参照してください。
646
Part IV
リアルタイムとレンダリング
一般に、レンダリングは以下の場合に必要になります:
Â
コンピュータのリアルタイム再生能力を超えた数のフィルタ、トランジション、ジェネレー
タ、またはエフェクトを使用している場合
Â
品質の高い、最終的な出力。プレビュー品質で再生されるリアルタイムエフェクトは、最終的
には高品質のビデオ出力用にレンダリングする必要があります。
Â
ビデオクリップに「
Final
Cut
Pro
」でリアルタイムに再生できないコーデックを使っている場
合
Â
複数のオーディオトラックがリアルタイム再生の限界数を超えている場合
Â
クリップに大きな処理能力を必要とするオーディオエフェクトがある場合
Â
レイヤー化された
Photoshop
ファイルを含めることができるネストしたシーケンスを使用す
る場合
「
Final
Cut
Pro