オーディオレンダリングオプションに関する補足情報
オーディオレンダリングの
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つのオプションは、特殊な方法でレンダリングファイルを作成し
ます。
Â
項目レベル: シーケンスのサンプルレートに合わせるために再サンプリングが必要なオー
ディオ項目と、フィルタが適用されたオーディオ項目を項目レベルのレンダリングファイル
としてレンダリングします。オーディオのミキシングはリアルタイムで行われ、オーディオ
の再サンプリングとオーディオエフェクトにリアルタイム処理用のリソースを消費しない
ため、ミキシングパフォーマンスが向上します。
Â
ミックスダウン: シーケンスのすべてのオーディオを、レンダリングファイルの単一のグ
ループとしてレンダリングできます。それぞれのファイルは、選択したシーケンスに割り当
てられた各オーディオ出力に対応します。これにより、「
Final
Cut
Pro
」がリアルタイムミ
キシングやオーディオエフェクト再生を行う必要がなくなり、再生パフォーマンスが向上し
ます。
「ミックスダウン」コマンドはノンディストラクティブ操作で、シーケンス内のオー
ディオクリップには一切変更を加えません。
「選択部分をレンダリング」および「すべてレンダリング」サブメニューの「項目レベル」オ
プション、または「一部レンダリング」サブメニューの「ミックスダウン」コマンドのどちら
かを選択する場合、
「ユーザ環境設定」ウインドウの「一般」タブにある「オーディオ再生の
品質」ポップアップメニューで設定が選択されているかどうかに関係なく、オーディオは最高
品質でレンダリングされます。
第
29
章
レンダリングとビデオ処理の設定
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IIIIV
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