項目レベルのレンダリングステータスバーについて
「タイムライン」のオーディオクリップ項目で、クリップ項目自体の中に個別にレンダリングバー
が表示されることがあります。これは、現在のシーケンスのオーディオ設定に合わせるために、
このオーディオクリップで再サンプリング、またはサンプルレート変換が必要であることを表し
ています。緑のレンダリングバーは、リアルタイムでサンプリングをやり直しているオーディオ
クリップ項目を示します。一方、ブルーグレイのレンダリングバーは、個別にレンダリングされ
たためリアルタイムオーディオのサンプリングをやり直す必要のないオーディオクリップ項目
を示します。いったんレンダリングされたオーディオクリップ項目は、オリジナルのメディア
ファイルではなく、レンダリングファイルを参照するようになります。
各オーディオクリップ項目のレンダリングバーの色は、その項目がサンプルレート変換を必要と
するかどうかを示します。オーディオクリップ項目のリアルタイム再生の状況が示されるわけで
はありません。
「タイムライン」の中にある
オーディオレンダリング
バーは、ミックスダウン
された(すべてのトラック
がまとめてミックスされた)
オーディオトラックを表し
ます。
ブルーグレイは、このオーディオ
項目がすでにレンダリングされて
いることを示します。
緑は、このオーディオ項目に
サンプルレート変換が必要で
あることを示しています。
バーの色
説明
緑
サンプル レート の変換 を必要と するオ ーディ オ項目 であるこ とを示 しま
す。
ブルーグレイ
オーディオ項目が個別にレンダリングされていることを示します。
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Part IV
リアルタイムとレンダリング
項目レベル(オーディオクリップ項目)のレンダリングには次の
2
つの利点があります:
Â
項目レベルのレンダリングは、オーディオによるプロセッサの負荷を低減し、ほかのエフェク
トに使用できる処理能力の余力をより多く残します。
Â
「タイムライン」の別のトラックや場所にオーディオクリップ項目を移動しても、このクリッ
プ項目とレンダリングファイルとの接続が失われません。つまり、オーディオクリップを移動
するたびに、再レンダリングする必要はありません。