フレームレートを混在使用する
「
Final
Cut
Pro
」でサポートされているフレームレートのクリップは、シーケンスに追加してリ
アルタイムで再生することができます。クリップのフレームレートがシーケンスのものよりも速
いか遅いかによって、シーケンスクリップのフレームが「
Final
Cut
Pro
」によってスキップされ
るか、繰り返されます。
不一致のフレームレートは
3
つの方法で処理されます。
クリップとシーケンスのフレームレートが一致している場合:
クリップのメディアファイルの各フレームがシーケンス内で再生されます。クリップとシーケン
スのコーデックが一致しない場合でも、フレームレート変換は実行されません。理想は、クリッ
プとシーケンスのフレームレートが常に一致していることです。
クリップのフレームレートがシーケンスのフレームレートよりも遅い場合:
シーケンスのフレームレートで再生の表示を行う必要がある場合、クリップのメディアファイル
のフレームが「
Final
Cut
Pro
」によって繰り返されます。繰り返しのパターンは、標準のプルダ
ウンや、ほかの形式のフレーム重複パターンと同じである必要はありません。
NTSC
シーケンス
内の
PAL
クリップなど、インターレース素材の場合、フィールドの途切れを避けるために、フ
レームではなくフィールドが重複される場合があります。
クリップのメディアファイルのフレームレートがシーケンスのフレームレートよりも速い場合:
シーケンスのフレームレートで再生の表示を行う必要がある場合、クリップのメディアファイル
のフレームが「
Final
Cut
Pro
」によってスキップされます。フレームがスキップされるため、こ
のクリップをフレームの精度でトリミングすることはできません。その場合、
「ビューア」でオ
リジナルのクリップを開いて、シーケンスでクリップを編集する前にイン点とアウト点を設定し
てください。