セーフ
RT
「セーフ
RT
」モードでは、確実に指定した品質とフレームレートでエフェクトが再生され、再生
中にはコマ落ちは
1
つも発生しません。「
Final
Cut
Pro
」が、使用中のコンピュータではすべて
のエフェクトの計算をリアルタイムで実行できないと予測した場合、このセグメントのレンダリ
ングステータスバーが赤くなります。これはあらかじめレンダリングしなければ再生できないこ
とを表します。
「ビデオにプリント」または「テープに編集」コマンドを使用してテープに出力する前に、
「セー
フ
RT
」モードに切り替えて、レンダリングが必要なセグメントがどのくらいあるかを確認する
ことができます。
重要:
「セーフ
RT
」オプションでは、プロセッサの制限によるコマ落ちはありませんが、取り込
み先ディスクが再生中に必要なデータレートを維持できない場合には、依然としてコマ落ちが発
生する可能性があります。比較的低速のハードディスクから複数のビデオストリームを再生する
場合には、これが問題になります。この場合、
「タイムライン」には、エフェクトの負荷にプロ
セッサが対応できることを表す緑のレンダリングバーが表示される場合がありますが、ディスク
パフォーマンスが低いために、コマ落ちが発生する可能性があります。この問題を解決するには、
「ユーザ環境設定」ウインドウの「一般」タブで、メディア再生のリアルタイムデータレートの
許容範囲を制限します。詳細については、
Volume
4
の第
23
章「設定と環境設定を選択する」を
参照してください。
赤いレンダリングバーは、レンダリングが
必要であることを表しています。
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Part IV
リアルタイムとレンダリング