ダイナミックリアルタイム再生について
リアルタイム再生中に表示されるエフェクトの数をできるだけ多くするために、再生中に
「
Final
Cut
Pro
」でビデオ品質やフレームレート、またはこれら両方が自動的に調整されるよ
うに指定することもできます。これはダイナミックリアルタイム再生と呼ばれます。
ダイナミックリアルタイム再生では、フレームごとにビデオ品質が継続的に調整されます。最
低限のプロセッサ負荷しかかからないシーケンスのセグメントは高い品質で表示され、より多
くプロセッサを使用するセグメントは、低い品質で表示されます。「
Final
Cut
Pro
」では、必
要に応じて自動的に再生品質が調整されるので、再生を停止して品質の調整をしなくても、常
に最高のビデオ品質で再生できます。
再生ビデオ品質とフレームレートは個々に設定できるため、一方をダイナミックにして、もう
一方を固定することもできます。たとえば、再生中すべてのフレームを確認する必要がある場
合は、シーケンスの再生フレームレートを「最大」に、再生ビデオ品質を「ダイナミック」に
設定することができます。この場合、再生中のシーケンスのビデオ品質は低下しますが、すべ
てのフレームを確認できます。一方、品質の高いビデオ表示が必要なきめ細かな合成作業を
行っている場合は、シーケンスの再生ビデオ品質を「高」に、シーケンスのフレームレートを
「ダイナミック」に設定します。
フレームレートとビデオ品質のどちらも重要ではない場合は、再生ビデオ品質とフレームレー
トの両方を「ダイナミック」に設定することもできます。
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Part IV
リアルタイムとレンダリング