ベースレイヤーのみ再生
「ベースレイヤーのみ再生」オプションは、プロセッサ負荷の大きなセグメントを再生するため
のユニークな方法です。このオプションを選択すると、
「セーフ
RT
」モードでレンダリングが必
要なすべてのセグメント(レンダリングバーが赤く表示されるすべてのセグメント)がオリジナ
ルメディアのみの再生に制限され、合成モードを含むすべてのエフェクトが無効になります。
「ベースレイヤーのみ再生」オプションで再生するためのルールは以下の通りです:
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リアルタイムで再生できるエフェクトは、「セーフ
RT
」モードと同じように再生されます。
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クリップにエフェクトが適用されている場合に、そのエフェクトがリアルタイムで再生できな
いときには、そのエフェクトが無視されます。元のクリップメディアのみが表示されます。
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合成モードが適用されたクリップはリアルタイムでは再生されずに無視され、小さい番号のト
ラックのみが表示されます。小さい番号のトラックにあるクリップでも、合成モードが適用さ
れている場合には、無視されます。
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リアルタイムで再生できないトランジションは無効になり、元になるクリップメディアのみが
表示されます。
「ベースレイヤーのみ再生」オプションはオーディオ再生にも影響します。シーケンスのレンダ
リングされていない部分を再生すると、エフェクトは再生されません。再生されるオーディオ
トラックの数は、
「ベースレイヤーのみ再生」オプションが選択されているかどうかによって決
まります。
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選択されている場合: オーディオの最初の
2
トラックが再生されます。
Â
選択されていない場合: 再生されるオーディオトラックの数は、「ユーザ環境設定」ウインド
ウの「一般」タブで設定したリアルタイムオーディオトラックの数によって決まります。
このビデオトランジションは
「キャンバス」には表示されません。
未レンダリングのオーディオは、
エフェクトなしに再生されます。
トラック
V1
上のクリップ
は、「キャンバス」に
エフェクトなしで
表示されます。
V2
上のクリップは、「キャンバス」に
エフェクトなしで表示されます。
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Part IV
リアルタイムとレンダリング