無制限の
RT
このオプションを選択すると、エフェクトがコンピュータの処理能力を超えている場合でも、で
きるだけ多くのフレームを再生するように「
Final
Cut
Pro
」に指示が送られます。
「
Final
Cut
Pro
」
はこのために、一部のフレームのリアルタイム処理に時間を費やしながら、ほかのフレームを完
全にスキップします。制限のないリアルタイム再生では、さらに多くのエフェクトを使用できま
すが、再生中のシーケンスにコマ落ちが発生する可能性が増加します。このモードは複雑なエ
フェ クトに よる合 成作 品をリ アルタ イムプ レビュ ーす る際に 役立ち ます。
「
Motion
」や
「
LiveType
」などの組み込みプロジェクトもこのモードで再生できます。
「セーフ
RT
」の赤いレンダリングバーは、
「無制限の
RT
」モードではオレンジ色になり、リアル
タイムで再生した場合、この部分のセグメントでコマ落ちする可能性があることを示しています。
参考:コマ落ちなしに再生できるセグメントには、
「セーフ
RT
」モードと同じ色のレンダリング
バーが表示されます。
「無制限の
RT
」モードでは、「
RT
」ポップアップメニューまたは「再生コントロール」タブで選
択した再生ビデオ品質とフレームレートのオプションが使用されます。ただし、このモードは
「ベースレイヤーのみ再生」オプションよりも優先され、適用されたすべてのエフェクトの計算
が試行されます。詳細については、
627
ページの「
ベースレイヤーのみ再生
」を参照してください。
「無制限の
RT
」のパフォーマンスは、シーケンス内のエフェクト、メディアのコーデックとデー
タレート、システムの処理能力によって大きく異なります。シーケンスには、まったくコマ落ち
せずに再生できるセグメントもあれば、ほとんど「キャンバス」の画像が変わらない部分もあり
ます。
∏
ヒント:他社製の
FXScript
のフィルタやトランジションがリアルタイム再生に対応している場
合、
「無制限の
RT
」をオンにした場合にだけ、他社製の
FXScript
のフィルタやトランジション
をリアルタイムに再生できます。
オレンジ色のステータスバーは、
「無制限の
RT
」での再生を表しています。
第
28
章
RT Extreme
を使う
627
IIIIV
V
V
V