プロセッサの処理能力を超えた場合のリアルタイム再生を実現する
クリップにエフェクトを追加するたびに、シーケンスのセグメントを再生するために必要な処理
能力も増加します。追加したエフェクトが多すぎると、「
Final
Cut
Pro
」は使用中のプロセッサ
に対して計算数が多すぎると判定し、ステータスバーの色を変更し、再生はリアルタイムで実行
できるが、画像が最高品質ではなくなることを示します。
編 集セ ッシ ョン のリ アル タ イム 再生 とレ ンダ リン グが 不 要な 状態 を維 持す るた め に、
「
Final
Cut
Pro
」には、いくつかのリアルタイム再生設定があり、コマ落ちが最小になるように
再生品質のバランスを取ることができます。リアルタイム再生設定の詳細については、
625
ペー
ジの「
リアルタイム再生オプションについて
」を参照してください。
「タイムライン」内のステー
タスバーは、セグメントごと
の負荷を表しており、上側の
バーはビデオ用で、下側の
バーはオーディオ用です。
620
Part IV
リアルタイムとレンダリング
リアルタイムで再生できるエフェクトを見分ける
エフェクトのリアルタイムの状況は、いくつかの個所で確認できます:
Â
「タイムライン」とオーディオクリップ項目のレンダリングステータスバー
Â
レンダリングステータスバーのツールヒント
Â
太字のフィルタ名およびトランジション名
レンダリングステータスバーについて
「タイムライン」内にカラーステータスバーが表示されていることは、何らかの処理がクリップ
に必要であることを示しています。「タイムライン」のルーラの上には、
2
本のレンダリングス
テータスバーがあります。上がビデオ用で、下がオーディオ用です。これらのレンダリングバー
は、リアルタイムで再生されるシーケンスのセグメント、再生品質、およびレンダリングが必要
なセグメントを表しています。