リアルタイムで再生できるトラック数を計算する
「
Final
Cut
Pro
」がリアルタイムでミキシングしようと試みるトラックの数は、
「ユーザ環境設定」
ウインドウの「一般」タブの「
RT
オーディオミキシング」の設定によって決まります。リアル
タイムで再生できるトラックの数はハードウェアに大きく左右されるため、リアルタイムの再生
能力はシステムによって異なります。このフィールドでトラックの数を増やしても、その数のト
ラックすべてが再生されるわけではありません。
重要:
設定されているトラックの数が多すぎると、再生中にコマ落ちが発生することがあります。
システムがリアルタイムで再生できるトラックの数を調べるには:
1
作業環境で通常使用するデータレートを持つビデオクリップをシーケンスに追加します。
2
ビデオクリップと同じ時間軸上の位置に
16
個以上のオーディオクリップを追加します。
3
「
Final
Cut
Pro
」>「ユーザ環境設定」と選択し、
「一般」タブをクリックします。
4
「
RT
オーディオミキシング」フィールドに、シーケンスのトラック数を入力します。
5
「再生時のコマ落ちを報告」チェックボックスが選択されていることを確認します。
6
「
OK
」をクリックします。
7
シーケンスを再生します。
このシーケンスのトラック数でリアルタイム再生ができない場合には、
「コマ落ち」のメッセー
ジが表示されます。
8
コマ落ちが発生した場合は、シーケンスのトラック数を減らして、もう一度シーケンスを再生し
ます。シーケンスの再生中にコマ落ちが発生しなくなるまで、この手順を繰り返します。
9
「ユーザ環境設定」ウインドウの「一般」タブで、「
RT
オーディオミキシング」オプションのト
ラック数に、コマ落ちなしに再生できる数を設定します。
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Part IV
リアルタイムとレンダリング