Final Cut Pro 6 - 「Final Cut Pro」以外の編集システムでオンライン編集を行う

background image

」以外の編集システムでオンライン編集を行う

オフライン/オンライン編集のワークフローは、各フェーズで使う編集システムの種類を問わず

同じです。重要な手順は、編集上の決定を

1

つのシステムから他のシステムに転送するためのプ

ロジェクト互換ファイルを生成することです。オフライン「

Final

Cut

Pro

」システムからオンラ

イン「

Final

Cut

Pro

」システムへの転送は簡単です。これは、両方のシステムがネイティブの

Final

Cut

Pro

プロジェクトファイル形式を認識するからです。しかし、「

Final

Cut

Pro

」以外の

システムを、そのシステム独自の機能を活用するため、オンライン編集に使用したい場合もあり

ます。

シーケンスを「

Final

Cut

Pro

」以外のシステムに転送するには、中間的なプロジェクト互換形式

が必要になります。

Final

Cut

Pro

」以外のオンライン編集システムには、次のようなものがあ

ります。

Â

テープベースのリニア編集システム: 従来型のオンラインスイートで、高品質モニタ、波形モ

ニタ、ベクトルスコープ、複数の再生デッキ、録画デッキ、エフェクト付きビデオスイッチャ、

およびコンピュータベースの編集コントローラを完備しています。このシステムは通常、最も

古く、機能の限定されたプロジェクト互換形式である

EDL

のみを認識します。

Â

そのほかのノンリニア編集システム:

Avid

Media 100

Premier Pro

など、「

Final

Cut

Pro

に似たシステムです。これらのシステムはそれぞれのネイティブ形式を認識するほか、一部は

AAF

形式も認識します。

Final

Cut

Pro XML

互換形式を他社製プラグインと組み合わせて用い

ることで、「

Final

Cut

Pro

」のシーケンスを他のノンリニア編集システムのネイティブ形式に

書き出すことができます。

参考:

OMF

プロジェクトファイルを認識するシステムもありますが、

Final

Cut

Pro

」の場

合、

OMF

形式ではオーディオ情報しか書き出せないため、ビデオ編集情報を他のシステムに

転送する際のオプションとはなりません。

Final

Cut

Pro

」では、

OMF

はオーディオ交換のみ

に使います。

background image

66

Part I

メディアおよびプロジェクトの管理