「ファイルの再接続」ダイアログを使う
「ファイルの再接続」ダイアログには、再接続するクリップのタイプと、不明のメディアファイ
ルを検索したボリュームおよびフォルダの数に応じて、さまざまなオプションがあります。考え
られるワークフローの
1
つを、以下に示します。
「メディアを再接続」コマンドを使うには:
1
再接続するクリップを選びます。
数多くのオフラインクリップがあり、それらすべてを確実に再接続したい場合は、
「ブラウザ」
で、コマンド+
A
キーを押してすべてのクリップを選択し、手順
3
で、
「オフライン」オプショ
ンを必ず選んでください。
2
以下のいずれかの操作を行います:
Â
「ファイル」>「メディアを再接続」と選択します。
Â
Control
キーを押したままクリップまたはシーケンスをクリックし、ショートカットメニューか
ら「メディアを再接続」を選びます。
「ファイルの再接続」ウインドウが表示されます。
「接続するファイル」リストの最初の項目がハイライトされます。現在ハイライトされているク
リップのメディアファイルが、「
Final
Cut
Pro
」による照合の対象となります。
3
「ファイルの再接続」ダイアログに表示されるクリップの種類を選択するには、
「オフライン」、
「オンライン」、または「レンダリング」ボタンをクリックします。詳細については、
77
ページ
の「
「ファイルの再接続」ダイアログについて
」を参照してください。
4
現在ハイライトされているクリップを「接続するファイル」領域から削除するには、
「ファイル
をスキップ」をクリックします。
メディアファイルが見つからない場合はクリップをスキップすることができますが、引き続きリ
ストにほかのクリップを再接続することもできます。
再接続するファイルを
選びます。
第
6
章
クリップとオフラインメディアを接続する
81
IIII
5
以下のいずれかの操作を行います:
Â
「単一の場所を検索」オプションを選んでフォルダの検索ポップアップメニューからディレク
トリパスを選択し、
「
Final
Cut
Pro
」がクリップのメディアファイルを検索する範囲を制限し
ます。
Â
フォルダの検索ポップアップメニューのすべてのフォルダが検索されるよう、「単一の場所を
検索」オプションの選択を解除します。
6
以下のいずれかの操作を行います:
Â
「検索」をクリックして、「
Final
Cut
Pro
」によるメディアファイルの自動検索を行います。
Â
「場所の指定」をクリップして、メディアファイルの位置に手動で移動します。
「検索」をクリックすると、
「
Final
Cut
Pro
」は「接続するファイル」エリアにハイライトされて
いるクリップに対応したメディアファイルを検索します。
「
Final
Cut
Pro
」が一致する可能性の
あるものを検出すると、
「再接続」ダイアログが表示されます。
「
Final
Cut
Pro
」がクリップのメ
ディアファイルを検出できなかった場合は、警告音が出されます。この場合は、代わりに「場所
の指定」ボタンを使ってクリップのメディアファイルを手動で検索することができます。
選択できるファイルの
種類を絞るための
オプションを選びます。
名前が変更されている
メディアファイルを
再接続する場合は、
このオプションの選択を
解除します。
ファイルを選びます。
再接続の必要がある追加クリップが
このフォルダ内のメディアファイルに
自動的に再接続されるよう、
このオプションを選択します。
82
Part I
メディアおよびプロジェクトの管理
クリップを検索するときに役立ついくつかのオプションがあります。
Â
「表示」ポップアップメニュ ー: このオプションを「すべてのファイ ル」に設定する と、
「
Final
Cut
Pro
」でクリップに接続できるかどうかにかかわらず、ハードディスクで選択され
ているフォルダにあるすべてのファイルタイプを選択できます。このリストで選択可能なファ
イルの種類を制限するときは、ポップアップメニューからファイルの種類を選びます。
Â
一致した名前のみ: クリップのソース情報にあるファイル名と名前が一致するメディアファ
イルだけを「
Final
Cut
Pro
」で選択できるようにするには、このオプションを選びます。ク
リップが以前に接続されていたメディアファイルと違う名前のメディアファイルに再接続す
る場合や、クリップ名がメディアファイル名に一致しない場合は、このオプションの選択を解
除することができます。
参考:クリップのソース情報にあるファイル名と一致するメディアファイルが存在しない場
合、
「
Final
Cut
Pro
」はクリップ名と一致した名前を持つメディアファイルを検索します。
Â
検索: 現在再接続されているクリップに参照されているメディアファイルのパスを示します。
複数の一致が検出された場合は、このポップアップメニューを使ってファイルを選択できます。
Â
すべてのファイルを相対パスで再接続: このフォルダ内にメディアファイルがある残りのク
リップをすべて自動的に再接続するようにしたい場合は、このチェックボックスを選択しま
す。多数のクリップを再接続する場合は、再接続プロセスを大幅にスピードアップすることが
できます。
7
正しいメディアファイルが選択されたら、
「選択」をクリックして「再接続」ダイアログの「見
つかったファイル」エリアにメディアファイルを追加します。
選択したメディアファイルの特定の属性が再接続するクリップに一致しない場合は、
「ファイル属
性の不一致」ダイアログが表示されます。
以下のファイル属性が再接続するクリップの情報に一致しない場合、
「
Final
Cut
Pro
」は警告を
出します:
Â
メディアの開始およびメディアの終了タイムコード
Â
ビデオまたはオーディオトラックの数
Â
リール名
Â
フレームレート
8
クリップに接続する別のメディアファイルを検索する場合は、「再試行」をクリックします。そ
れ以外の場合は、特定の属性が一致していなくても、
「続ける」をクリックしてメディアファイ
ルを現在のクリップに再接続します。
第
6
章
クリップとオフラインメディアを接続する
83
IIII
属性が不一致のままでメディアファイルに再接続されたクリップは、「見つかったファイル」エ
リアにイタリックで表示され、クリップとメディアファイルの不一致数の合計が「矛盾を含む数」
の隣に表示されます。
見つかったすべてのメディアファイルが、
「再接続」ダイアログの「見つかったファイル」エリ
アにリストされます。
9
「検索」または「場所の指定」ボタンを使って、再接続の用意ができるまで、クリップとメディ
アファイルの関連付けを続けます。
10
「接続」をクリックして、
「見つかったファイル」エリアのすべてのクリップをメディアファイル
に接続します。
「接続するファイル」リストにまだクリップがリストされていても、いつでも「接続」をクリッ
クすることができます。
「
Final
Cut
Pro