さまざまなクリップ診断ツール
（
121
ページ）
Â
「ムービーの分析」コマンドについて
（
122
ページ）
Â
ロングフレームを検索する／マークする
（
125
ページ）
さまざまなクリップ診断ツール
「
Final
Cut
Pro
」には、メディアファイルを分析するための次のような診断ツールが備わってい
ます。
Â
ムービークリップまたはムービーファイルの分析： この
2
つのコマンドを使って、データレー
ト、フレームレート、フレームサイズ、使用されているビデオおよびオーディオ圧縮プログラ
ムなどの、ディスク上のメディアファイルの情報を調べることができます。コマンドはどちら
も同じものですが、メディアファイルへのアクセス方法がそれぞれ異なります。
「クリップ」
の分析コマンドは、プロジェクト内のクリップによって参照されるメディアファイルを分析し
ます。
「ファイル」の分析コマンドでは、プロジェクト内のクリップによって参照されないメ
ディアファイルを分析できます。
Â
ロングフレームをマーク： 各フレームの継続時間は、メディアファイルのフレームレートに
よって決まります。ロングフレームとは、その継続時間がメディアファイルのフレームレート
に基づいて予測したよりも長いフレームで、多くの場合、取り込み中に発生した問題が原因で
生じます。
「ロングフレーム」＞「マーク」コマンドを使うと、
「ブラウザ」またはビューア内
の
1
つまたは複数のクリップが分析され、検出されたロングフレームを示すマーカーが付けら
れます。クリップのメディアファイルが完全な状態であるかどうか疑問がある場合は、このコ
マンドを使用することをお勧めします。後で、「ロングフレーム」＞「消去」コマンドを使え
ば、ロングフレームマーカーを消去できます。
125
ページの「
ロングフレームを検索する／
マークする
」を参照してください。
122
Part I
メディアおよびプロジェクトの管理
Â
オーディオのピークをマーク： 取り込んだオーディオにおいて、録音した信号の
0dBFS
を超え
る部分はすべてクリップされます。最大許容デジタルレベルは
0dBFS
で、それ以上の値は許
容できないので、それを超えるレベルはすべて
0dBFS
に設定されます（クリップされます）。
0dBFS
を超えるピークは、通常、オーディオが適切なレベルで録音されていないことを示して
います。
「オーディオのピークをマーク」コマンドを使うと、
1
つまたは複数のクリップが分
析され、検出された
0dBFS
ピークを示すマーカーが付けられます。後で、
「オーディオのピー
クを消去」コマンドを使えば、オーディオのピークマーカーを消去できます。
Volume
3
の
第
3
章「オーディオメーターでレベルを評価する」を参照してください。