マスタークリップと関連クリップを使う
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Â
プロジェクト間でクリップを移動する
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マスタークリップと関連クリップを使う
編集する際、同じクリップのコピーをたくさん作成することがあります。たとえば、
1
つのシー
ケンスで同じクリップの異なるセグメントを何度も使う場合があります。また、あるシーケンス
のバージョンを複数作成する場合は、各シーケンスには同じクリップのコピーが含まれますが、
各クリップの継続時間は異なる場合もあります。
これらクリップのコピーはすべて、ディスク上の同じメディアファイルを参照します。再度取り
込む際、メディアをまとめる際、あるいは素材を別のシステムに移動する際、管理するクリップ
の数が減れば、時間とディスクスペースを節約できます。
たとえば、プロジェクトの編集を終えており、シーケンスクリップに必要なメディアファイルを
高解像度で再度取り込む場合を考えます。シーケンスで同じクリップを何度も使用している場
合、同じメディアファイルをクリップのコピーごとに何度も取り込むのは時間とディスクスペー
スの無駄です。
メディア管理を合理的に行うために、「
Final
Cut
Pro
」では
1
つのマスタークリップを使ってク
リップの複数のコピーを管理しています。マスタークリップの主な目的は、クリップの複数のコ
ピーと
1
つのメディアファイルの関係を管理することです。メディアファイルの読み込み、また
は取り込みをはじめて行ったときに、マスタークリップが作成されます。その後に作成するマス
タークリップの各コピーは、関連クリップと呼ばれます。
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Part I
メディアおよびプロジェクトの管理
マスタークリップ／関連クリップの関係によって、次のことができます：
Â
同じメディアを使用するプロジェクト内のクリップを記録
Â
1
つ、複数、またはすべての関連クリップに対してメディア管理操作を実行
Â
シーケンスの関連クリップから変更されていないマスタークリップまでのステップを追跡
参考：必要であれば、関連クリップとマスタークリップの関係を解除し、関連クリップを独立ク
リップに変更することができます。通常、
1
つのマスタークリップでそのほかのすべてのクリッ
プを管理できる方が便利であるため、関係を解除することはないでしょう。独立クリップが便利
な場合もありますが、特別な理由がない限り、独立クリップの使用は避けてください。