「メディアマネージャ」を使う
(
105
ページ)
Â
例:使用していないメディアをシーケンスから削除する
(
109
ページ)
Â
例:シーケンスと対応するメディアファイルを複製する
(
111
ページ)
Â
例:シーケンスの一部とそのメディアファイルを複製する
(
112
ページ)
Â
例:メディアファイルを含めずに複数のシーケンスを新しい設定でコピーする
(
113
ページ)
Â
例:ポータブルコンピュータで編集するためにプロジェクト全体のメディアファイルを再圧縮
する
(
114
ページ)
Â
例:サブクリップを作成した後にメディアファイルの一部を削除する
(
115
ページ)
Â
例:メディアファイルを
1
つのフォルダにまとめる
(
117
ページ)
Â
例:アーカイブ用にプロジェクトファイルとメディアファイルをまとめる
(
119
ページ)
「メディアマネージャ」を使う
「メディアマネージャ」の作業には、次の
3
つの手順があります:
Â
プロジェクトの項目を選択する。
Â
「メディアマネージャ」の操作とそのオプションを選択する。
Â
メディアマネージメント処理を開始する。
106
Part I
メディアおよびプロジェクトの管理
手順
1
:
プロジェクトのクリップまたはシーケンスを選択する
「メディアマネージャ」を使う前に、
「メディアマネージャ」で操作する項目を選択します。プロ
ジェクト全体、
1
つまたは複数のビン、単独または複数のシーケンス、シーケンス内のクリップ
項目、または「ブラウザ」のクリップを選択することができます。何を実行したい場合でも、実
行する前に、
「メディアマネージャ」に何の処理をするかを指示する必要があります。
「メディア
マネージャ」の使用法についてのヒントは、この章の後の例を参照してください。
手順
2
:
「メディアマネージャ」ウインドウでオプションを選択する
プロジェクトで操作する項目を決定したら、
「メディアマネージャ」ウインドウを開き、メディ
ア処理のオプションを選びます。新規のプロジェクトにクリップやシーケンスが複製されるか、
またメディアの処理方法(移動、コピー、再圧縮、削除など)を選択することができます。選択
されるほかのオプションによっては、使用できないオプションや選択を解除できないオプション
などがあります。新規のメディアファイルの格納先を指定することもできます。
手順
3
:
メディアマネージメント処理を開始する
オプションを指定したら、
「メディアマネージャ」ウインドウで「
OK
」をクリックします。
「
Final
Cut
Pro
」には、取り消すことができない操作を実行する前に、警告メッセージが表示さ
れます。処理状況を示すバーには、操作が実行されるに従って、操作の状況が表示されます。
「メディアマネージャ」を使うには:
1
処理したいプロジェクトの項目を選択します。
Â
全体のプロジェクトで操作するには:
「ブラウザ」のプロジェクトのタブを選択し、コマンド
キーを押したまま
A
キーを押して、プロジェクトのすべてのクリップ、シーケンス、およびビ
ンを選択します。
参考:
「ブラウザ」で項目が選択されず、
「ブラウザ」がアクティブウインドウである場合、
「
Final
Cut
Pro
」は現在のタブのすべての項目を処理します。これは、
1
つのビンの場合も、プ
ロジェクト全体の場合もあります。
Â
1 つまたは複数のシーケンスで操作するには:
「ブラウザ」で、処理したいシーケンスを選択
します。
「タイムライン」がアクティブである場合、現在選択されているシーケンスのタブが
操作を行うタブです。
Â
1 つまたは複数のクリップで操作するには: 「ブラウザ」で、
1
つまたは複数のクリップを選択
します。
Â
シーケンスの 1 つまたはそれ以上のクリップ項目を操作するには: クリップ項目は、シーケン
スのトラックに配置された独立したクリップ項目です。選択ツールの
1
つを使って、操作する
クリップ項目を範囲で複数選択することができます。
第
8
章
メディアマネージャの使用例
107
IIII
2
以下のいずれかの操作を行います:
Â
「ファイル」>「メディアマネージャ」と選択します。
Â
Control
キーを押したまま、選択されている項目のいずれかをクリックし、ショートカットメ
ニューから「メディアマネージャ」を選びます。
選択した項目の
1
つがメディアを含んでいない場合(たとえば、選択項目に空のシーケンスが含
まれている場合)、続けるか中止するかのオプションを提示したメッセージが表示されます。続
けることを選んだ場合は、メディアを一切含まない項目は無視されます。
3
「メディアマネージャ」ウインドウで、
「メディア」ポップアップメニューからメディアファイル
の処理方法を選択します。
4
選択したクリップ、ビン、およびシーケンスのコピーを含むプロジェクトの複製を作成するかを
選択します。
5
選択したものに関連するメディアの追加/削除のオプションを選択し、既存のメディアファイル
の一部を削除するかを選択します。
詳細については、
90
ページの「
「メディアマネージャ」ウインドウの設定とオプション
」を参照
してください。
重要:
「メディア」ポップアップメニューから「既存を使用する」オプションを選択する場合は、
この操作を実行してもよいことを確認してから「
OK
」をクリックしてください。この操作を開
始すると、メディアファイルがすぐに削除される場合があります。開始後にこの操作をキャンセ
ルしても、それらのファイルを元に戻せません。この操作は取り消すことができません。
6
「ブラウズ」をクリックして、新たに移動またはコピーされるメディアファイルの格納先を指定
します。
7
「フォルダの選択」ダイアログで、場所を選択して「選択」をクリックします。
参考:
「メディアマネージャ」ウインドウで「メディア」ポップアップメニューから「既存を使
用する」または「オフラインに作成する」を選ぶ場合は、
「ブラウズ」ボタンは薄く表示され、上
記のダイアログは表示されません。これは、新しい場所に作成、または移動される新規のメディ
アファイルがないからです。
選択したものがメディアを
含まない場合は、
メッセージが表示されます。
108
Part I
メディアおよびプロジェクトの管理
8
続ける準備が整っているときは、「
OK
」をクリックします。
プロジェクトの複製を作成する場合、
「
Final
Cut
Pro
」は新規のプロジェクトファイルの名前と
保存先を選択するよう求めます。
9
項目を保存する場所に移動して、必要であればファイル名を入力して、
「保存」をクリックします。
「
Final
Cut
Pro
」では、選択されたクリップおよびシーケンスがスキャンされます。
10
さらに情報を提示することを要求された場合は、次のような適切な選択をします:
Â
「その他の見つかった項目」ダイアログ:
「メディアマネージャ」でファイルが破損される可能
性のある操作を実行するとき、
「
Final
Cut
Pro
」は、現在開いているすべてのプロジェクトを
チェックして、同じメディアを参照するクリップがほかにあるかどうかを確認します。ある場
合、
「その他の見つかった項目」ダイアログが表示されます。
Â
追加:
「メディアマネージャ」に現在開いている他のプロジェクトが参照しているメディア
ファイルの追加部分を考慮させたいときは、このボタンをクリックします。
Â
続ける:
「メディアマネージャ」に現在開いているほかのプロジェクトが参照しているメ
ディアファイルの見つかった追加部分を考慮せずに操作を続行させたいときは、このボタン
をクリックします。この場合、現在のプロジェクト以外のクリップでオフラインになるもの
があるかも知れません。
Â
中止:
「メディアマネージャ」の操作を中止するには、このボタンをクリックします(たと
えば、元の選択を変更したい場合)。
Â
「メディアの書き換えを確認する」ダイアログ:
「メディアマネージャ」はメディアファイルを
恒久的に変更または削除する場合、メディアファイルを本当に処理するかどうかを決定できる
最後のメッセージが表示されます。
実行する操作を確定し、
ボタンをクリックします。
実行する操作を確定し、
ボタンをクリックします。
第
8
章
メディアマネージャの使用例
109
IIII
処理状況を示すバーには、
「メディアマネージャ」の操作の完了状態が表示されます。操作の順
番の詳細については、
98
ページの「
「メディアマネージャ」が選択された項目を処理する方法
」
を参照してください。
重要:
「メディアマネージャ」が操作を処理しているときに、
Finder
へ切り替えないでください。
切り替えると、「
Final
Cut
Pro
」に戻った際、再接続のダイアログが表示されることがあります。
続けるには、「
OK
」をクリックして再リンクしないでください。
選択された操作時にエラーが発生した場合、処理は停止し、 エラーメッセージが表示されます。