コピーまたは削除するメディアの量を制限する
「メディアマネージャ」で処理するクリップを選択する際は、これらの項目がプロジェクト内の
ほかのクリップに関連付けられることを忘れないでください。特に、取り込み先ディスク上のメ
ディアファイルを参照するマスタークリップには、さまざまなシーケンスに配置された多数の関
連クリップがあることが考えられます。「メディアマネージャ」でメディアファイルを処理する
場合、以下のように、いくつかのオプションによって処理するメディアの量を選択できます:
1
つの関連クリップに参照される部分のみ、選択したクリップに参照されるメディアの部分、その
クリップのマスタークリップ、その他のすべての関連クリップ。
以下の例について考えます:ハードディスクに、「
Crowd Shot
」という名前の
10
分のメディア
ファイルがあるとします。
「ブラウザ」内のマスタークリップは、
「
Crowd Shot
」のメディアファ
イルの全体の長さを参照し、イン点とアウト点がクリップ中央のどこかに設定されています。編
集全体に渡って、
「
Crowd Shot
」のマスタークリップを
2
つの別々のシーケンス(シーケンス
A
とシーケンス
B
)にドラッグし、それぞれでメディアファイルの異なった部分を使用します。こ
れによって、マスタークリップと関連した
2
つのクリップが、それぞれのシーケンスに
1
つずつ
作成されます。それぞれの関連クリップのイン点とアウト点は異なっているため、それぞれが同
じメディアファイルの違う部分を参照します:
Â
シーケンス
A
の関連クリップは、
「
Crowd Shot
」のメディアファイルの最初の
10
秒を参照し
ます。
Â
シーケンス
B
の関連クリップは、同じメディアファイルの最後の
10
秒を使用します。
Â
「ブラウザ」のマスタークリップは、イン点とアウト点をそれぞれ
10
秒と
20
秒に設定します。
102
Part I
メディアおよびプロジェクトの管理