エッジコードについて
フレームはフィルムとビデオの両方で記録されますが、時間の経過と共にフレームの数は膨大に
なります。エディタや編集機器は、効率的に、また確実にフレームを探せる必要があるため、フィ
ルムとビデオの両方にフレームを一意にカウントして特定する方法があります。フィルムでは
エッジコードが使われます。これには、
KeyKode
(
Kodak
社が開発したもので、キーコードとも
呼ばれます)やフィルムの端に印刷されるインク番号があります。ビデオはタイムコードトラッ
クに保存されるタイムコードを使用します。
エッジコードとタイムコードは、どちらもシンプルなフレームカウンタを基準にしています:
フ
レームが進むたびに、
1
つずつ増加するカウンタです。しかし、同じなのはそこまでです。エッ
ジコードでは、フレームをフィルム長で表します。つまり、ある数のフレームで
1
フィートにな
ります(フッテージ(映像素材)の語源です)。タイムコードはフレームを時間で表します。た
とえば、
PAL
ビデオでは
25
フレームで
1
秒間になります。
エッジコードは、次のようになります:
KJ 29 1234 5678 +02
最初の
8
文字(
KJ 29 1234
)が映画製作者を表し、フィルムロールの識別番号も含んでいます。
最後の
6
桁の数字(
5678+02
)は、実際には特定のフレーム番号を示します。最初の
4
桁の数
字(
5678
)はフィルムの何フィート目にあるか(フィルムのフィート数)、最後の
2
桁の数字
(
+02
)はそのフィートで何フレーム目かを示します(一般的なフィルム形式である
4 perf 35
mm
では
16
フレーム)
。
タイムコードは、次のようになります:
01:24:08:14
タイムコードの数字は、それぞれ時間、分、秒、フレームを表します。
第
12
章
フィルムと
Cinema
Tools
を使って作業する
165
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