テープからビデオにバッチで取り込む
テレシネログファイルを読み込んでから、
「ブラウザ」でオフラインクリップを取り込む必要が
あります。クリップの取り込みには、
「
Final
Cut
Pro
」の標準の取り込み方法を使用できますが、
いくつかの点に注意が必要です。
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クリップがすでに取り込まれている場合がある: 一部のテレシネ業者は、クリップを取り込ん
でからディスクや
FireWire
ドライブでファイルを納品します。また、
Cinema
Tools
データ
ベースが含まれていることもよくあります。
Â
クリップの品質: 編集したビデオで何をするつもりなのかによって大きく変わってきます。
編
集に元のカメラネガを合わせる場合は、ビデオの品質はそれほど重要ではありません。低品
質でクリップを取り込んでファイルの容量を小さくすれば、扱いが簡単になります。編集し
たビデオを人に見せる必要がある場合は、できるだけ高品質を使うと良いでしょう。編集し
たビデオをテレビ番組や放送などで使う場合は、高品質のクリップを取り込む必要がありま
す。詳細については、
165
ページの「
ビデオに書き込まれたタイムコードについて
」を参照し
てください。
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ハードウェアによるプルダウンの逆処理: テレシネ処理では多くの場合、フィルムの
24 fps
を
NTSC
の
29.97 fps
に変換するために、ビデオ素材に対して
3:2
のプルダウン変換が実行され
ます。編集の精度を高めるために、
3:2
のプルダウンにリバーステレシネ処理を行い、フィル
ムから得られたビデオ素材を元の
24 fps
に戻す必要があります。一部のビデオインターフェ
イスには、
3:2
のプルダウンを取り込み時に削除する機能があります。お使いのビデオインター
フェイスがこの機能をサポートしていない場合は、クリップを取り込んでから
3:2
のプルダウ
ン変換を元に戻すことができます。
クリップのバッチ取り込みについては、
Volume
1
の第
17
章「素材をディスクに取り込む」を
参照してください。
3:2