」に読み込む
「
Final
Cut
Pro
」に
EDL
を読み込んで、別のノンリニアシステムの編集項目を再現したり、テー
プ間のリニアシステムで作成された古いシーケンスを再現したりすることができます。読み込ん
だ
EDL
は、プロジェクト内でオフラインシーケンスになり、これに付随するビンの
1
つに、その
シーケンス内のすべてのクリップに対応するマスタークリップが含まれています。このビンの名
前は、「
[
シーケンス名
]
のマスタークリップ」となります。シーケンスを再作成するには、マス
タークリップをバッチ取り込みするか、シーケンスを選択してすべてのシーケンスクリップを
バッチ取り込みします。
重要:
ハードディスクおよびフォルダに
2
バイト(
16
ビット)文字(日本語で使われる文字な
ど)の名前が付いている場合、
「
Final
Cut
Pro
」は、
EDL
を読み込めない、または書き出せない
ことがあります。この問題を回避するには、名前に
2
バイト文字が含まれていないディスクおよ
びフォルダとの間で読み込みまたは書き出しを行います。
EDL
を読み込むには:
1
「編集」>「読み込み」>「
EDL
」と選択します。
2
読み込みのオプションを選んでから「
OK
」をクリックします。
3
EDL
を探して選択し、「選択」をクリックします。
目的のオプションを
選択します。
142
Part II
プロジェクトの移動
EDL
を読み込むと、現在のプロジェクトのタブにシーケンスが作成され、付随するビン内に、
シーケンスのクリップのマスタークリップが含まれます。
参考:
Sony 5000
形式の
EDL
を読み込むと、作成されたシーケンスのタイトルは「名称未設定」
になります。
「
EDL
読み込み」ダイアログの設定とオプション
このセクションでは「
EDL
読み込み」ダイアログのオプションを説明します。
Â
プリセットの選択:新しく作成するシーケンスとそれに含まれるクリップの設定を決定しま
す。通常は、再取り込みしたいソーステープの形式に対応したシーケンスのプリセットを選択
します。
Â
読み込み:ポップアップメニューからオプションを選びます。
Â
再取り込み:テープ間のリニア編集システム、または非
QuickTime
標準ノンリニア編集シス
テムから
EDL
を読み込む場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択す
ると、再取り込みされたクリップ名が一意になり、取り込み時にクリップの前後にのりしろ
が追加されます。こののりしろサイズは変更できます。
Â
再接続:このオプションは、ディスク上にすでにメディアファイルが存在し、単にシーケン
スをそのファイルにリンクするだけの場合に選びます。これは、
EDL
を読み込んだ場合、お
よび
QuickTime
メディアファイルを別の編集システムに転送した場合に便利です。 このオ
プションを選択すると、クリップ名の順番が変わらないため、再リンクが簡単になります。
メディアを再接続する場合は、
新規メディアが作成されないのでのりしろを作成できません。
Â
カスタム:このオプションは、のりしろサイズ、および一意のクリップ名を指定するときに
選びます。
Â
のりしろサイズ:各クリップの前または後ろに取り込む追加のフレーム数を指定します。読み
込まれた
EDL
からメディアを再度取り込むときは必ずのりしろを追加する必要があります。そ
うすれば、編集ポイントのトリミング、ディゾルブの追加などを柔軟に実行できます。
参考:
「再接続」を選択した場合は、メディアファイルがすでにディスクにあり、クリップが
取り込まれないため、のりしろを設定できません。
Â
独自のファイル名にする:複数のメディアファイルが同じ名前を持たないようにクリップを取
り込むときは、このオプションを選択します。すでにディスクに保管されているメディアファ
イルに再接続する場合は、このオプションの選択を解除します。
EDL