Final Cut Pro 6 - 「マスタリングの設定」タブ

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「マスタリングの設定」タブ

「テープに編集」および「ビデオにプリント」の両方の操作の間、リーダーおよびトレイラー要

素を追加できます:

テープの編集時にリーダーまたはトレイラー要素を追加するには:

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「テープに編集」ウインドウの「マスタリングの設定」タブで、マスタリングモードを選択し、設

定を指定します。

「ビデオにプリント」コマンドの使用時にリーダーまたはトレイラー要素を追加するには:

m

直接「ビデオにプリント」ダイアログからリーダーおよびトレイラー要素を選択します。

リーダーおよびトレイラー要素の使用の詳細については、

208

ページの「

標準リーダーおよびト

レイラー要素を追加する

」を参照してください。

選択したオプションはすべてリストされた順にテープに出力されます。不要な要素を選択してい

ないことを確認してください。要素の継続時間は、すべて秒単位で指定します。

参考:一部の要素については、録画を開始する前にレンダリングが必要な場合があります。

クリップまたは

シーケンスの前に追加する

要素をすべて選択します。

クリップまたはシーケンスの
最後に追加するトレイラー

要素を選択します。

出力するシーケンス

またはクリップの数と、

ループオプションを

選択します。

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206

Part III

出力

リーダー要素

Â

カラーバー:カラーバーと、−

12dB

(デシベル)にプリセットされた

1kHz

(キロヘルツ)基

準トーンを追加します。テープの先頭にカラーバーを追加すると、作品を受け取った側は、作

品の出力時にシステムで使用していた色のレベルと値に合わせて機器を調整することが可能

になります。基準トーンによって、作品を受け取った側が再生中にオーディオレベルを的確に

調節できます。

適切なレベルでのミキシングの作成の詳細については、

Volume

3

の第

3

章「オーディオメー

ターでレベルを評価する」を参照してください。

現在のデバイスコントロール・プリセットのフレームレートが

25 fps

PAL

)の場合、

「フル

フレームバー」オプションを選択します。このオプションを選択すると、フルフレームバーが

テープに出力されます。このオプションを選択しない場合は、

SMPTE

バーが出力されます。

参考:現在のデバイスコントロール・プリセットに

25 fps

のフレームレートがない場合、こ

のオプションは使用できません。

Â

黒:カラーバーとスレートの間に指定された秒数の黒みを追加します。カラーバーを追加して

いない場合は、クリップまたはシーケンスの先頭に黒みを追加します。

Â

スレート:ムービーに関する情報を含んだスレートを追加します。ポップアップメニューから

スレートのソースを選びます。スレートとして使えるのは、クリップまたはシーケンスの名

前、フィールドに入力したテキスト、またはディスク上の指定したファイル(テキスト、

PICT

QuickTime

ファイル)です。スレートには、 次のような情報を含むことができます:

Â

作品のタイトル

Â

内容の所有権を示す、関連する製作クレジット(プロデューサー、ディレクター、編集者、

ポストプロダクション業者など)

Â

作品の合計再生時間(

TRT

Â

開始タイムコード値。これは、ハイエンドのビデオデッキを使っている場合に、ストライプ

済みのタイムコードを使ってテープ上に作品のインサート編集を行うときに便利です。この

場合には、ドロップフレーム(

DF

)タイムコードとノンドロップフレーム(

NDF

)タイム

コードのどちらを使うかも指定します。

Â

テープに出力した日付

Â

黒:スレートとカウントダウンの間に、指定した秒数の黒みを追加します。

Â

カウントダウン:ムービーの前にカウントダウンを追加します。

10

秒間の内蔵

SMPTE

標準カ

ウントダウンを使うか、またはカスタムカウントダウンを選ぶことができます。一般に、カウ

ントダウンは、テレビ局やケーブルテレビ局に放送用のテープを配布する場合や、オーディオ

のポストプロダクション業者に最終的なオーディオミキシング用テープを配布する場合に使

用します。

参考:カウントダウンとしてカスタム

QuickTime

ファイルを選択した場合、

SMPTE

仕様に従

うように継続時間を変更します。

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14

テープに編集を使用するアセンブル編集とインサート編集

207

IIIIIIIIIIII

メディア関連の要素およびオプション

テープに出力するクリップまたはシーケンスのオプションがあります。

Â

プリント:クリップまたはシーケンスの全体を出力するか、またはイン点とアウト点の間で指

定した部分だけを出力するかを選択できます。

Â

ループ:選択したメディアを、指定した回数だけ繰り返します。値

1

では選択したメディアを

1

回再生し、値

2

では選択したメディアを

2

回再生する、などです。

Â

黒:シーケンスまたはクリップのそれぞれのループの後に黒を追加します。

トレイラー

Â

トレイラー:シーケンスまたはクリップの終わりか、クリップまたはシーケンスの最後のルー

プの後に、黒の余白を追加します。テープの最後に

30

秒間の黒のトレイラーを追加して、ムー

ビーの終了後すぐに雑音が聞こえないようにすることをお勧めします。アセンブル編集中にそ

れぞれの編集の最後に数秒の黒みを追加するのも有効です。これは、出力シーケンスの最終フ

レームの後のタイムコードとコントロールトラックに、新しい編集の新しいイン点を設定し

ます。

継続時間の計算

「継続時間の計算」では出力する作品全体の継続時間が表示されます。これには選択したすべて

のリーダーおよびトレイラー要素とその継続時間も含まれています。先に進む前に、テープに十

分な残り時間があることを確認してください。

Â

メディア:リーダーおよびトレイラー要素を含まないソースメディアを出力する継続時間を表

示します。ここに表示する継続時間は、出力するシーケンスまたはクリップにイン点かアウト

点を設定しているか、および「プリント」ポップアップメニューでの選択によって決まります。

Â

総計:ループによる追加時間と、すべての選択したリーダーおよびトレイラー要素の継続時間

を含む、出力する作品の全体的な継続時間を表示します。

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Part III

出力