テープに編集するときにインサート編集を実行する
インサート編集では、フレーム精度のイン点とアウト点を設定してビデオとオーディオトラック
を個別に編集できます。インサート編集では黒みを記録したテープなど、テープに事前に記録し
た信号が存在する必要があります。詳細については、
199
ページの「
テープへのインサート編集
について
」を参照してください。
重要:
Volume
1
の第
11
章「
DV
ビデオ機器を接続する」に記載の内容を読み、それに従ってい
ることを確認してください。
参考:家庭用
Mini DV
デバイスなど一部のテープ形式および
VTR
は、インサート編集をサポー
トしていません。
VTR
またはテープの形式がアセンブル編集に限られる場合は(
DV
デッキやビ
デオカメラなど)
、
「テープに編集」ウインドウのインサート編集コントロールはグレイ表示にな
ります。
挿入編集を実行するには:
1
「ファイル」>「テープに編集」と選択します。
ほとんどのレイアウトでは、「テープに編集」ウインドウは「キャンバス」の上に表示されます。
2
ウインドウの上部中央にあるポップアップメニューから「編集」または「マスタリング」モード
を選びます。
「編集」および「マスタリング」モードの詳細については、
201
ページの「
「ビデオ」タブ
」を参
照してください。
3
「ブラウザ」でクリップまたはシーケンスを選択します。
DV
機器を使っている場合、
プレビューオプションは
使用できません。
第
14
章
テープに編集を使用するアセンブル編集とインサート編集
213
IIIIIIIIIIII
4
それをしていない場合、クリップまたはシーケンス全体を出力したくない場合は、
「ビューア」で
クリップまたはシーケンスのイン点とアウト点を設定します。
イン点とアウト点は、
3
ポイント編集を使って設定できます。
3
ポイント編集の詳細については、
Volume
2
の第
10
章「
3
ポイント編集」を参照してください。
5
テープのクリップまたはシーケンスを記録する位置に、イン点とアウト点を設定します。
「マスタリング」モードの場合:
「テープに編集」ウインドウの走行制御コントロールを使って、
最初の編集を開始する位置までテープを送ります。次に、
I
キーを押すか「イン点をマーク」ボ
タンをクリックしてイン点を設定します。
(編集の継続時間を超えてトレイラー要素を含める場
合があるので、このモードではアウト点を設定しないでください。)
「編集」モードの場合:
「テープに編集」ウインドウの走行制御コントロールを使ってテープを送
り、実行する
3
ポイント編集のタイプに応じて、イン点、アウト点、またはその両方を設定します。
Â
イン点を設定するには:最初の編集を開始する位置までテープを送るか、値を入力します。次
に、
I
キーを押すか「イン点をマーク」ボタンをクリックします。
Â
アウト点を設定するには:クリップまたはシーケンスを終了させる位置までテープを送るか、
値を入力します。次に、
O
キーを押すか「アウト点をマーク」ボタンをクリックします。
記録する部分のイン点と
アウト点を設定します。
「イン点をマーク」ボタン
テープ上のイン点の
タイムコード
「アウト点をマーク」ボタン
テープ上のイン点の
タイムコード
「イン点をマーク」ボタン
テープ上のアウト点の
タイムコード
214
Part III
出力
6
「テープに編集」ウインドウで、編集を行うビデオとオーディオの保存先トラックを選択します。
インサート編集を実行するときは、テープでビデオ、オーディオおよびタイムコードトラックを
個別に選択して記録可能にできます。
「テープに編集」ウインドウで無効になっている保存先ト
ラックは、保存先テープに上書きできません。
7
「マスタリング」モードを使用してリーダー要素を含めている場合は、
「マスタリングの設定」タ
ブをクリックして、それからシーケンスまたはクリップの前後に含む要素を選択します。
リーダーおよびトレイラーオプションの詳細については、
208
ページの「
標準リーダーおよびト
レイラー要素を追加する
」を参照してください。
8
編集がテープでどのように見えるかをプレビューするには、
「テープに編集」ウインドウにある編
集オーバーレイの「プレビュー」セクションにクリップまたはシーケンスをドラッグするか、
「プ
レビュー」編集ボタンをクリックします。
プレビューによって、テープ上にインサート編集を実際に記録する前に、それがどのように見え
るかを確認することができます。これは、テープ上の既存の作品の途中で編集どのように見える
かを確認するときに便利です。
プレビューをキャンセルするときは、
Esc
キーを押します。
このポップアップメニューから
オーディオトラックを選択します。
ここをクリックして、
タイムコードを有効または
無効にします。
ここをクリックして、
ビデオを有効または無効にします。
または、「プレビュー」編集ボタンを
クリックします。
ここにクリップまたはシーケンスを
ドラッグしてインサート編集を
プレビューします。
第
14
章
テープに編集を使用するアセンブル編集とインサート編集
215
IIIIIIIIIIII
9
シーケンスまたはクリップをテープに編集するには、
「ブラウザ」または「ビューア」から「テー
プに編集」ウインドウの編集オーバーレイの「挿入」セクションにドラッグするか、
「挿入」編
集ボタンをクリックします。
レンダリングが必要なトランジションやエフェクトが、すべてのリーダーおよびトレイラー要素
と共に、出力の前に自動的にレンダリングされます。ダイアログに、シーケンスまたはクリップ
のレンダリング進捗状況が表示されます。レンダリングされていないリアルタイムのエフェクト
を低画質で出力することを選択し、レンダリングをやめて時間を節約することもできます。レン
ダリング済みエフェクトの品質を選択するオプションは、
「シーケンス設定」の「レンダリング
制御」タブと、「タイムライン」の「
RT
」
(リアルタイム)ポップアップメニューで設定できま
す。このオプションの設定の詳細については、
366
ページの「
「レンダリング制御」タブ
」を参
照してください。
10
表示されたダイアログボックスで「
OK
」をクリックして記録を開始します。
ビデオテープをイン点の前のプリロール点まで送り、イン点に達するまで再生し、その後録画を
開始します。進行中の編集を取り消すには、
Esc
キーを押すか「キャンセル」をクリックします。
ここにクリップまたは
シーケンスをドラッグして
インサート編集を行います。
または、「挿入」編集ボタンを
クリックします。
216
Part III
出力