シリアルデバイスコントロールに対応しているタイムコードの取り込みを
キャリブレートする
FireWire
経由で
DV
ビデオ形式を取り込んでいるのでない限り、タイムコード信号とビデオ信号
はビデオデッキからコンピュータに別々に送られます。信号が分かれているために、それぞれが
異なるタイミングで送信されることがあり、その場合は、取り込んだビデオフレームと共に誤っ
たタイムコードが記録されることになります。ビデオに対するタイムコードのオフセットのフ
レーム数を「取り込みオフセット」フィールドに入力して、タイムコードとビデオの取り込み設
定をキャリブレートすることができます。
参考:タイムコードはデバイスコントロール接続(ほとんどの場合、
RS-422
接続)を経由して
取り込まれるのに対して、ビデオはビデオ取り込みインターフェイスを経由して取り込まれるこ
とに注意してください。
DV
形式の場合は、両方とも
FireWire
が使われます。
デッキやケーブルを変えるたびにビデオ信号とタイムコード信号をキャリブレートする必要が
あります。定期的にデッキを切り替える場合は、使用する装置ごとに異なる「取り込みオフセッ
ト」を設定した、複数のデバイスコントロール・プリセットを作成すると便利です。各装置での
「取り込みオフセット」は常に同じであるため、プリキャリブレートしたプリセットを使うと、
キャリブレート処理を再実行せずにすばやく装置を変更できます。
デバイスコントロール用ハードウェアの設定の詳細については、
Volume
1
の第
12
章「業務用の
ビデオおよびオーディオ装置を接続する」を参照してください。デバイスコントロール・プリセッ
トの設定の詳細については、
349
ページの「
デバイスコントロール・プリセットについて
」を参
照してください。