「メモリとキャッシュ」タブ
このタブの設定は、「
Final
Cut
Pro
」のメモリの使用量に影響します。
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Part IV
設定および環境設定
メモリの使用量
コンピュータで「
Final
Cut
Pro
」の動作中に使用可能な
RAM
の量を決めるため、これらのフィー
ルドを使用します。コンピュータの使える
RAM
は、
Mac
OS
X
やほかの動作中のアプリケーショ
ンによって使用されない
RAM
の量として定義されます。
「
Final
Cut
Pro
」が使用する
RAM
容量
を限定し、
Mac
OS
X
に不必要に仮想メモリを使わせないことによって、
「
Final
Cut
Pro
」のパ
フォーマンスを維持できます。このことは、多くのアプリケーションが同時に開いているときに、
特に重要になってきます。
Â
アプリケーション: 「
Final
Cut
Pro
」が使用する
RAM
の利用可能なパーセンテージを指定しま
す。割り当てられた
RAM
の合計が右側に表示されます。「
Final
Cut
Pro
」に割り当てられる
RAM
の最小容量は
125MB
です。利用可能な
RAM
の容量が
125MB
より少なくなると、スラ
イダの表示が無効になります。
Â
静止画用キャッシュ: リアルタイム再生用の静止画の保持に使用する
RAM
の大きさを指定し
ます。割り当てられた静止画用キャッシュは「
Final
Cut
Pro
」に割り当てられた
RAM
の超過
分です。
「アプリケーション」スライダを調節することは、静止画用キャッシュで利用可能な
RAM
容量を調節することでもあります。静止画用キャッシュに割り当てられた
RAM
の容量を
大きくすると、現在選択しているシーケンスでリアルタイム再生が可能な静止フレームの数が
多くなります。別のシーケンスを開くと、静止画用キャッシュの内容は新規のシーケンスから
の静止画に置き換えられます。使用できる余分な
RAM
がない場合、このスライダはグレイ表
示されます。
サムネールキャッシュ
サムネールキャッシュは、
「タイムライン」と「ブラウザ」で表示されるクリップのサムネール
を保存します。サムネールの表示を選択する場合は、サムネールキャッシュによって「タイムラ
イン」と「ブラウザ」の反応性を高めます。以下の
2
つの方法で、修正することができます:
Â
ディスク
Â
RAM
サムネールキャッシュのサイズを指定するときは、これらのフィールドに数字を入力します。多
数のクリップを操作していてサムネールを表示したいとき、または「ブラウザ」の大きいアイコ
ン表示を利用するときは、サムネールキャッシュを大きく設定します。
「ブラウザ」の大きいアイコン表示でサムネールを頻繁にスクラブ再生する場合は、サムネール
RAM
キャッシュの容量を増やすことによって、再生品質を最適化することができます。サムネー
ルキャッシュの場所を設定する方法については、
Volume
1
の第
11
章「
DV
ビデオ機器を接続す
る」を参照してください。
参考:サムネール
RAM
キャッシュは、
「
Final
Cut
Pro
」のほかの部分に使用できる
RAM
の一部
を使用するため、大きくしすぎてはなりません。