Final Cut Pro 6 - 「メモリとキャッシュ」タブ

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「メモリとキャッシュ」タブ

このタブの設定は、「

Final

Cut

Pro

」のメモリの使用量に影響します。

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Part IV

設定および環境設定

メモリの使用量

コンピュータで「

Final

Cut

Pro

」の動作中に使用可能な

RAM

の量を決めるため、これらのフィー

ルドを使用します。コンピュータの使える

RAM

は、

Mac

OS

X

やほかの動作中のアプリケーショ

ンによって使用されない

RAM

の量として定義されます。

Final

Cut

Pro

」が使用する

RAM

容量

を限定し、

Mac

OS

X

に不必要に仮想メモリを使わせないことによって、

Final

Cut

Pro

」のパ

フォーマンスを維持できます。このことは、多くのアプリケーションが同時に開いているときに、
特に重要になってきます。

Â

アプリケーション: 「

Final

Cut

Pro

」が使用する

RAM

の利用可能なパーセンテージを指定しま

す。割り当てられた

RAM

の合計が右側に表示されます。「

Final

Cut

Pro

」に割り当てられる

RAM

の最小容量は

125MB

です。利用可能な

RAM

の容量が

125MB

より少なくなると、スラ

イダの表示が無効になります。

Â

静止画用キャッシュ: リアルタイム再生用の静止画の保持に使用する

RAM

の大きさを指定し

ます。割り当てられた静止画用キャッシュは「

Final

Cut

Pro

」に割り当てられた

RAM

の超過

分です。

「アプリケーション」スライダを調節することは、静止画用キャッシュで利用可能な

RAM

容量を調節することでもあります。静止画用キャッシュに割り当てられた

RAM

の容量を

大きくすると、現在選択しているシーケンスでリアルタイム再生が可能な静止フレームの数が
多くなります。別のシーケンスを開くと、静止画用キャッシュの内容は新規のシーケンスから

の静止画に置き換えられます。使用できる余分な

RAM

がない場合、このスライダはグレイ表

示されます。

サムネールキャッシュ
サムネールキャッシュは、

「タイムライン」と「ブラウザ」で表示されるクリップのサムネール

を保存します。サムネールの表示を選択する場合は、サムネールキャッシュによって「タイムラ
イン」と「ブラウザ」の反応性を高めます。以下の

2

つの方法で、修正することができます:

Â

ディスク

Â

RAM

サムネールキャッシュのサイズを指定するときは、これらのフィールドに数字を入力します。多
数のクリップを操作していてサムネールを表示したいとき、または「ブラウザ」の大きいアイコ

ン表示を利用するときは、サムネールキャッシュを大きく設定します。

「ブラウザ」の大きいアイコン表示でサムネールを頻繁にスクラブ再生する場合は、サムネール

RAM

キャッシュの容量を増やすことによって、再生品質を最適化することができます。サムネー

ルキャッシュの場所を設定する方法については、

Volume

1

の第

11

章「

DV

ビデオ機器を接続す

る」を参照してください。

参考:サムネール

RAM

キャッシュは、

Final

Cut

Pro

」のほかの部分に使用できる

RAM

の一部

を使用するため、大きくしすぎてはなりません。