アナモフィックビデオを書き出す
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アナモフィック
16:9
メディアについて
アナモフィックとは、適切なレンズを使って表示すると正しく表示される歪んだイメージを指し
ます。フィルムやビデオの撮影時にアナモフィックレンズを使えば、ワイドイメージを標準の
4:3
アスペクト比のフレームにスクイーズできます。投影時や再生時に、元のアスペクト比にイ
メージを「アンスクイーズ」
、つまりストレッチする必要があります。
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Part V
付録
このイメージ形式は、16:9 アナモフィックと呼ばれます。通常の状況で
4:3
で表示されていて
も(つまりスクイーズされていても)
、最終的には
16:9
のアスペクト比で表示されるからです。
従来のアナモフィックフィルム技術では、撮影時と投影時の両方でスクイーズレンズとストレッ
チレンズを使っていました。アナモフィックビデオの場合、スクイーズはレンズを通して、ある
いは
CCD
(
Charge-Coupled Device
)カメラで電子的に実行できます。たとえば、一部のデジ
タルビデオカメラは、ワイドスクリーンのイメージを
CCD
に取り込んでから、イメージの幅を
720
ピクセルにスクイーズして
NTSC
や
PAL
として録画します。このイメージを標準精細度(
SD
)
モニタで見ると、スクイーズされて表示されます。
16:9