レターボックスについて
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のビデオを
SD 4:3
のモニタで表示する場合、ピクチャの上下にバーが表示されます。これ
は、
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のイメージを
4:3
スクリーン全体に合わせることができないためです。この表示モード
はレターボックスと呼ばれ、ワイドスクリーンと同じ意味で使われます。ワイドスクリーンビデ
オは、
4:3
ディスプレイで表示する場合のみレターボックス化が必要になります。
レターボックスは、イメージの表示でのみ使います。録画では使いません。たとえば、録画中に
4:3
カメラの上下をマスクすれば簡単にレターボックス化した
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の素材を作成できますが、こ
の方法では多くのビデオの走査線が無駄になってしまい、ビデオの解像度が下がります。同様に、
取り込んだ
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アナモフィックビデオはできるだけアナモフィックモードのままにし、必要の
ない限りレターボックス化することは避けるようにしてください。
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アナモフィック素材を書
き出し時や出力時にでも正しく表示できる装置は多くあります。たとえば、ほとんどの
DVD
プ
レーヤーは、
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ディスプレイに接続されているときは素材を引き伸ばし、
4:3
ディスプレイに
接続されているときは素材をレターボックス化できます。
4:3
ディスプレイで
レターボックス化された
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ビデオ
430
Part V
付録