ビデオ形式の特性
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375
ページ)
Â
「
Final
Cut
Pro
」が対応するビデオ形式
(
398
ページ)
Â
映画、テレビ、およびオーディオ形式の変遷
(
401
ページ)
ビデオ形式の特性
すべてのビデオ形式の基本的な目的は共通しています。白黒またはカラー情報が電子的なライン
(走査線)として保存され、このラインによってビデオフレームが形成されます。
1
秒当たりに
記録されるビデオフレームの数は、形式がサポートするビデオ規格によって異なります(たとえ
ば、
NTSC
方式は
29.97 fps
で記録され、
PAL
方式は
25 fps
で記録されます)
。
ビデオ形式の特性は、以下の要素によって決まります:
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ビデオ情報の保存に使用する媒体: これは主としてビデオテープですが、光ディスク、ソリッ
ドステート・メモリ、ハードディスクなどの場合もあります。
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メディアのサイズとシェルの形状: たとえばビデオテープには、
1
インチ、
1/2
インチ、
3/4
イ
ンチ、
8 mm
などがあります。ビデオ形式の多くは、ポータブルとスタジオ用途で使用する
シェルサイズが異なります。たとえば、ポータブル用には
mini-DV
で、スタジオデッキ用に
はそれよりも大きな
DV
カセットなどが使用されています。
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サポートされているビデオ規格:
NTSC
、
PAL
、
ATSC
(
HDTV 1080i
または
720p
)などがあり
ます。
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テープに記録する電子信号のタイプ: これには、ルミナンス(白黒)情報とクロミナンス(カ
ラー)情報の混合方法や記録方法があります。
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ビデオフレームのアスペクト比: フレームの幅と高さの比率です。
Â
ビデオフレームの寸法: 走査線当たりのピクセル数と
1
フレーム当たりの走査線数です。
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ピクセルのアスペクト比: これは難解な要素なので、以降で詳しく説明します。
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フレームレート:
1
秒間に記録されるフレームの数です。
Â
スキャン方式: インターレースフィールド(
1
フレームが
2
回のフィールドで表示されます)と
プログレッシブ(
1
つの完全なフレームが一度に表示されます) のいずれかになります。
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カラーの記録方法:
RGB
、コンポーネント(
YUV
)
、
S
ビデオ(
Y/C
)、またはコンポジット。
376
Part V
付録
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カラーサンプリング: コンポーネントデジタル形式の場合、白黒(すなわち、ルミナンス)サ
ンプルに対するカラーサンプルの比率です(たとえば、
4:4:4
、
4:2:2
、および
4:1:1
)
。
Â
サンプルレート: ビデオの走査線ごとの
1
秒当たりのサンプル数。サンプリングされる信号が
ビデオの走査線で、音の強度ではなく光の強度が取得されること以外は、オーディオのサンプ
ルレートと同じです。
Â
ビット深度:
1
つ
1
つのビデオサンプルを保存するのに使用されるビット数です。サンプリング
ごとに(すなわちピクセルごとに)光の強度を正確に取り込む処理能力と、強度がどの程度ま
で細かく保存されるかを表します。
Â
Compressor(すなわち、コーデック): ビデオ圧縮プログラムは、各フレームを保存するの
に必要なデジタルデータの量を、イメージの品質を落とさずに減らすことを試みます。