Final Cut Pro 6 - テープ上のタイムコード

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フレームレートとタイムコードの違い

フィルムおよびビデオのフレームレートによって、フレームを記録したり再生したりする速度

が決まります。これはイメージの取り込みと再生の物理的な速度を参照します。タイムコード

は単に、後で簡単に見つけられるようにフレームを一意の識別子でラベルする方法です。簡単

に各フレームに名前をつけることができ、言葉で記述したり目で見て探したりしなくても、後

で簡単に参照できます。フレームレートとタイムコードは独立してるにも関わらず、一般にこ

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つは混同されがちで、ポストプロダクション時にストレスのたまる問題を引き起します。

プロジェクトを開始する前に、これら

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つの違いを必ず理解してください。

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Part V

付録

LTC

タイムコードはデッキが早送りのときでも正確に判読でき、

VITC

はデッキがスロー再生のと

きでも正確に判読できます。ほとんどの業務用ビデオデッキは、両方の信号を読み取ることがで

き、再生時に判読しやすい方のタイムコードを自動的に送ります。ほとんどのテープ上で、

LTC

VITC

タイムコードシグナルはほぼ常に同じです。

重要:

LTC

タイムコードと

VITC

タイムコードの両方を読み取る機能を持ったビデオデッキには、

通常、デッキから出力するタイムコードを

LTC

VITC

または

LTC

VITC

の両方に設定するた

めのスイッチが付属しています。テープの

VITC

および

LTC

信号が何らかの理由で一致しない場

合を除いて、このスイッチを両方に設定したままにしてください。

DV

形式およびプロ仕様のビデオ形式テープと異なり、アナログテープには、常にタイムコード

が記録されているわけではありません。

S-VHS

Hi8

を使う場合は、デッキがデバイスコント

ロールに対応していること、タイムコードが記録されていない録画済みのテープに、デッキを

使って後からタイムコードを記録できることを確認してください。タイムコードを後から記録す

る方法については、ビデオデッキのマニュアルを参照してください。