フレームレートとタイムコードの違い
フィルムおよびビデオのフレームレートによって、フレームを記録したり再生したりする速度
が決まります。これはイメージの取り込みと再生の物理的な速度を参照します。タイムコード
は単に、後で簡単に見つけられるようにフレームを一意の識別子でラベルする方法です。簡単
に各フレームに名前をつけることができ、言葉で記述したり目で見て探したりしなくても、後
で簡単に参照できます。フレームレートとタイムコードは独立してるにも関わらず、一般にこ
の
2
つは混同されがちで、ポストプロダクション時にストレスのたまる問題を引き起します。
プロジェクトを開始する前に、これら
2
つの違いを必ず理解してください。
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Part V
付録
LTC
タイムコードはデッキが早送りのときでも正確に判読でき、
VITC
はデッキがスロー再生のと
きでも正確に判読できます。ほとんどの業務用ビデオデッキは、両方の信号を読み取ることがで
き、再生時に判読しやすい方のタイムコードを自動的に送ります。ほとんどのテープ上で、
LTC
と
VITC
タイムコードシグナルはほぼ常に同じです。
重要:
LTC
タイムコードと
VITC
タイムコードの両方を読み取る機能を持ったビデオデッキには、
通常、デッキから出力するタイムコードを
LTC
、
VITC
または
LTC
と
VITC
の両方に設定するた
めのスイッチが付属しています。テープの
VITC
および
LTC
信号が何らかの理由で一致しない場
合を除いて、このスイッチを両方に設定したままにしてください。
DV
形式およびプロ仕様のビデオ形式テープと異なり、アナログテープには、常にタイムコード
が記録されているわけではありません。
S-VHS
や
Hi8
を使う場合は、デッキがデバイスコント
ロールに対応していること、タイムコードが記録されていない録画済みのテープに、デッキを
使って後からタイムコードを記録できることを確認してください。タイムコードを後から記録す
る方法については、ビデオデッキのマニュアルを参照してください。