Final Cut Pro 6 - マーカーのタイプ

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マーカーのタイプ

Final

Cut

Pro

」では、いろいろな種類のマーカーを追加することができます。

Â

注釈マーカー: クリップまたはシーケンスにマーカーを追加したときに追加されるデフォル

トのマーカーです。

Â

チャプタマーカー: このマーカーは、

DVD

Studio

Pro

」などのアプリケーションの

DVD

チャ

プタマーカーに自動変換されます。チャプタマーカーは、その「マーカーの編集」ウインドウ

の「コメント」フィールドに表示される

<CHAPTER>

という文字で区別されます。

Â

圧縮マーカー: 手動圧縮マーカーとも呼ばれます。シーケンスやクリップに圧縮マーカーを追

加することで、圧縮時に「

Compressor

」や「

DVD

Studio

Pro

」で

MPEG I

フレームを生成す

るタイミングを指定できます。

MPEG

の圧縮率を改善するには、クリップ内の特定のフレーム

から次のフレームへの移動で、連続的ではない映像上の変化がある場合に、圧縮マーカーを追

加する必要があります。

Final

Cut

Pro

」では、圧縮マーカーは「マーカーの編集」ウインド

ウの「コメント」フィールドに表示される

<COMPRESSION>

という文字で区別されます。

Â

スコアマーカー: 音楽を同期させるために重要な、視覚的な頭出しを付けるために使用されま

す。このマーカーは、書き出された

QuickTime

ムービーを「

Soundtrack

Pro

」で開くと表示

されます。スコアマーカーは、

「マーカーの編集」ウインドウの「コメント」フィールドに表

示される

<SCORING>

という文字で区別されます。

緑色のシーケンスマーカー

ピンク色のクリップマーカー

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Part I

素材を整理する/編集を準備する

Â

オーディオのピークマーカー:

「マーク」>「オーディオのピーク」>「マーク」と選択する

と、

0 dBFS

を越えるオーディオサンプリングにはすべてマーカーが付きます。 このマーカー

は、クリップのオーディオがデジタルクリッピングしている場所を示し、この点でレベルを下

げる必要があることを表します。

「マーク」>「オーディオのピーク」>「消去」と選択する

と、オーディオのピークマーカーを消去することができます。詳細については、

Volume

4

9

章「クリップの診断ツール」を参照してください。

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ロングフレームマーカー: 取り込み中に、許容範囲を越える継続時間のフレームを取り込む場

合があります。これは再生時や出力時に問題となる可能性があります。「ツール」>「ロング

フレーム」>「マーク」と選択することで、ロングフレームにマーカーを付けることができま

す。クリップにロングフレームがある場合は、クリップの再取り込みを試行したり、またはメ

ディアファイルのその部分の使用を回避したりします。詳細については、

Volume

4

の第

9

「クリップの診断ツール」を参照してください。