Final Cut Pro 6 - オーディオをサブフレームレベルで操作する

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オーディオをサブフレームレベルで操作する

ビデオの最小単位は

1

フレームですが、

Final

Cut

Pro

」のオーディオの調整可能な最小単位は

フレームの

1/100

です。オーディオレベル、パンキーフレーム、およびクリップのビデオトラッ

クとオーディオトラックの間の同期は

1/100

フレームの精度で設定できます。

サブフレーム単位のオーディオとビデオの同期

オーディオとビデオを同期させるときは、オーディオが完璧な同期からわずか

300

サンプル離れ

ているだけでも、同期がずれていることが分かります。そのため、

Final

Cut

Pro

」では、

1/100

フレームの単位でオーディオを再同期させることができます。この機能があると、以下の場合に

便利です。

Â

音楽クリップを一緒に編集するときは、クリップをリズムに合わせて正確に編集することが重

要です。わずかなずれがあってもリズムが乱れてしまいます。

Â

別々のソースで記録されたビデオとオーディオをテープ上で再同期させた場合は、同期がわず

かにずれていることがあります。

Â

音の方が映像より空気中を移動する速度が遅いため、オーディオの音源から離れた位置に置か

れたマイクでオーディオを録音すると、ビデオとオーディオがずれることがあります。

クリップをサブフレーム単位で移動するには:

1

「ビューア」でクリップを開きます。

2

Shift

キーを押したまま、

1

つのビデオフレームの継続時間内で再生ヘッドをドラッグします。

この方法で、再生ヘッドを

1/100

フレームの単位で動かすことができます。クリップに新しい編

集点を設定すると、クリップのオーディオ項目がフレーム未満の幅だけスリップし、ビデオ項目

とオーディオ項目の間に新しい同期関係が確立されます。

1