Final Cut Pro 6 - シャッフル編集を実行する

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シャッフル編集を実行する

シャッフル編集(入れ替え編集とも呼ばれます)を使用すると、ギャップを残すことなく、ト

ラック内の別の位置にクリップ項目を移動することができます。シャッフル編集を実行するとき

は、シーケンス内のある位置から別の位置にクリップ項目を挿入します。そうすると、クリップ

挿入点の前後のすべてのクリップ項目がリップルされ、移動したクリップの後に残ったギャップ

が閉じます。シャッフル編集はクリップの長さやシーケンスの継続時間全体に影響しません。ま

た、ほかのトラックのクリップも影響を受けません。

シャッフル編集は、一度につき

1

つのクリップ項目についてのみ実行されます。また、トランジ

ションが適用されているクリップ項目にシャッフル編集を実行することはできません。

ヒント:移動するクリップの位置をそろえやすくするために、スナップをオンにすることもで

きます(

189

ページの「

「タイムライン」の点にスナップさせる

」を参照)。

ある位置から別の位置にクリップ項目をシャッフルするには:

1

「タイムライン」で「選択」ツールを使って、移動するクリップ項目を選択します。

2

選択したクリップ項目を、挿入したい場所にあるクリップ項目の開始位置にドラッグします。

クリップを移動先の編集点に合わせるのが難しい場合は、

N

キーを押してスナップをオンにし

ます。

A

B

C

D

A

B

C

D

編集前

編集後

操作前

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12

タイムラインでクリップを配置する

195

IIIIIIII

3

マウスボタンを押した状態で、

Option

キーを押します。

ポインタがシャッフル編集ポインタに変わります。シャッフル編集ポインタの小さな矢印の方向

は、移動した項目の挿入点でクリップ項目をどの方向にリップルするかを示します。

Â

小さい矢印が右を指している場合、挿入点の右側にあるすべてのクリップ項目が右にリップル

され、移動したクリップ項目が置かれていたギャップが閉じます。

Â

小さい矢印が左を指している場合、挿入点の左側にあるすべてのクリップ項目が左にリップル

され、移動したクリップ項目が置かれていたギャップが閉じます。

4

クリップを挿入点に置いたら、マウスボタンを放します。

重要:

シャッフル編集は、クリップ項目の元の位置の境界を超えてクリップ項目を移動する場合

にのみ実行できます。クリップ項目の移動距離が十分でない場合、

Option

キーを押したままク

リップ項目をドラッグすると、挿入編集はできますがシャッフル編集を実行することはできま

せん。

カーソルがシャッフル編集

ポインタに変わります。

この場合、小さい矢印は

右を指しているので、

挿入点の右側にある

すべてのクリップ項目が

右にリップルされます。

クリップ

D

がここに

移動します。

クリップ

A

B

、および

C

右に移動し、クリップ

D

の後に

残ったギャップが閉じます。

操作後

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Part II

ラフ編集