Final Cut Pro 6 - タイムライン内で静止領域を作成する

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タイムライン内で静止領域を作成する

操作しているトラックの数が多いため画面に一度に表示できず、

「タイムライン」上で複数のト

ラックをスクロールするのに非常に時間がかかる場合、常に表示しておきたいトラック用として

静止領域を「タイムライン」の中央に作成すると便利です。この領域には、ビデオトラック、オー

ディオトラック、または両方のトラックを表示できます。静止領域を作成すると、

「タイムライ

ン」には合わせて

3

つの領域が表示されます。一番上のスクロール可能な領域は、静止領域に含

まれないビデオトラック用です。中央は、静止領域です。一番下のスクロール可能な領域は、静

止領域に含まれないオーディオトラック用です。静止領域を上下にスクロールすることはできま

せん。ただし、静止領域のサイズを変更することで、表示するトラック数を増やしたり減らした

りすることはできます。

たとえば、ビデオと同時録音して同期しているセリフのサウンドがトラック

1

とトラック

2

にあ

り、その下のトラックには複数の音楽トラック、音響効果、背景音が入っているプロジェクトの

オーディオを操作している場合、トラック

1

とトラック

2

だけで構成される静止領域を定義し、

残りのオーディオトラックは下部のスクロール可能領域に表示できます。こうすることで、セリ
フのトラックを常に表示できます。静止領域内のオーディオトラックを参照用に使いながら、静

止領域以外のオーディオトラックを上下にスクロールして、 編集したり調整したりできます。

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Part II

ラフ編集

ビデオトラックとオーディオトラックの静止領域を作成するには:

1

垂直スクロールバーの上側のツマミをドラッグして、中央に置きたいビデオトラックの分だけ静

止領域を作成します。

2

垂直スクロールバーの下側のツマミをドラッグして、中央に置きたいオーディオトラックの分だ

け静止領域を作成します。

「タイムライン」に静止領域を作成すると、

2

つの境界線が表示されます。

1

つは上部のスクロー

ル可能領域と静止領域の間の境界線で、もう

1

つは静止領域と下部のスクロール可能領域の間の

境界線です。各境界線には、専用のツマミがあります。

「タイムライン」内の静止領域のサイズを変更するには:

m

境界線またはツマミをドラッグして、静止領域にトラックを追加したり、除外したりできます。

静止領域が大きくなったり小さくなったりするのに合わせて、ほかの領域のサイズも変わります。

「タイムライン」の中で静止領域を上または下に移動するには:

m

静止領域のスクロールバーにある中央のスライダをドラッグすると領域全体が移動し、静止領域

の上下にあるスクロール可能な領域のサイズが自動的に変わります。

静止領域

スライダ

下側のツマミを下にドラッグ
して、オーディオトラックを

静止領域に設定します。

上側のツマミを上にドラッグ
して、ビデオトラックを

静止領域に設定します。

中央のスライダをドラッグして、

静止領域を移動します。

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8

タイムラインでトラックを操作する

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IIIIIIII

静止領域からトラックを削除するには、以下のいずれかの操作を行います:

m

静止領域からビデオトラックを削除するには: 静止領域の上部のツマミを下向きにドラッグし、

下部のツマミと重ね、マウスボタンを放します。

m

静止領域からオーディオトラックを削除するには: 静止領域の下部のツマミを上向きにドラッ

グし、上部のツマミと重ね、マウスボタンを放します。

オーディオトラックを
削除するには、このツマミを

上向きにドラッグします。

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