Final Cut Pro 6 - クリップ時間とソース時間

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クリップ時間とソース時間

通常は、メディアファイルのソースタイムコードトラックを表示することをお勧めします。通常

の作業では、プロジェクト中の複数のポイントでオリジナルのソーステープを参照する必要があ
るので、

Final

Cut

Pro

」ではデフォルトでソースタイムコードを表示します。ただし、ビデオ

フレームレートとソースタイムコードレートが異なるメディアフィアル(たとえばビデオレート

23.98 fps

でタイムコードが

30 fps

)で作業をする場合、実際のソースタイムコードトラック

ではなくビデオフレームレートでカウントするタイムコードを表示したい場合があります。

Final

Cut

Pro

」では、これをクリップ時間とよびます。

たとえば、元は

29.97fps

のテープを

23.98fps

24p

)でビデオ編集している場合、メディアファ

イルのフレームレートは

23.98fps

ですが、タイムコードトラックは

30fps

で進みます。ビデオ

のフレームレートと合致する

24fps

タイムコードを表示するときは、クリップ時間を表示する必

要があります。

もう

1

つの例は、元は

25 fps

PAL

)のテープを

24 fps

のクリップで編集している場合です。こ

の場合、オリジナルの

25fps

タイムコード(ソース時間)を表示するか、

Final

Cut

Pro

」に

24fps

タイムコード( クリップ時間)を表示させることができます。

参考:メディアファイルのタイムコードトラックとビデオトラックのレートが同じ場合、ソース
時間とクリップ時間の差はありません。混乱を避けるには、クリップ時間を使用する理由が特に

ない場合は常にソース時間を表示します。

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Part III

編集を微調整する

重要:

クリップ時間は、メディアファイルやビデオテープのタイムコードに合致するタイムコー

ドを正しく反映しているわけではありません。オリジナルのメディアファイルやテープを参照す

る場合は、クリップ時間は参考になりません。