Final Cut Pro 6 - 一般的なトランジションのタイプ

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一般的なトランジションのタイプ

カットは、最も基本的なトランジションのタイプであり、継続時間がありません。あるショット

が終わるとほかのショットがすぐに始まり、重なる部分はありません。これ以外のトランジショ

ンは、すべて一方のショットが他方のショットに徐々に置き換わります。よく使われるトランジ

ションとして、時間の経過と共に発生する

3

つのトランジションがあります。フェード、ディゾ

ルブ、およびワイプです。

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フェードアウトは、最高輝度のショットから始まり、輝度がなくなるまで画面が暗くなりま

す。フェードインは、輝度のないショットから始まり、最高輝度になるまで画面が明るくなり

ます。これらが、一般的な「フェード・トゥー・ブラック」トランジションと「フェードアッ

プ・フロム・ブラック」トランジションです。

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ディゾルブには

2

つのショットが関係します。最初のショットがフェードアウトし、同時に

2

目のショットがフェードインします。ディゾルブの間、

2

つのショットはフェードしながら

スーパーインポーズされます。

Â

ワイプでは、画面が分割され、画面の境界が一方から他方へ移動しながら次のショットが徐々

に現れます。フェードやディゾルブよりも効果がはっきりしています。

Final

Cut

Pro

」には、

2

つのオーディオトランジションも付属しています。 その

2

つとは、+

3dB

クロスフェード(デフォルト設定)と

0dB

クロスフェードです。

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クロスフェード(曲線的に+ 3dB): このトランジションは、「クロスフェード(直線的に+

0dB

」と同様に動作しますが、直線的な傾斜ではなく、等出力傾斜を音量レベルに適用します。

参考:等出力傾斜では、フェードアウトに

1/4

サイクルのコサインカーブを使用し、フェード

インに

1/4

サイクルのサインカーブを使用します。その結果、クロスフェード全体にわたって

音量が一定レベルに保たれます。

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クロスフェード(直線的に 0dB)

: 最初のクリップをフェードアウトし、同時に

2

番目のクリッ

プをフェードインします。このエフェクトは、音量レベルに直線的な傾斜を適用します。その

結果、クロスフェードの中間で音量が低下します。

各クロスフェードは、トランジションで音量が変化するパターンが異なります。どちらのクロス

フェードを選択するかは、クロスフェードを付加するクリップによって異なります。両方のクロ

スフェードを聞き比べて、効果の高い方を選択してください。

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21

トランジションを付加する

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