Final Cut Pro 6 - 「トリム編集」ウインドウについて学ぶ

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「トリム編集」ウインドウについて学ぶ

357

ページ)

Â

「トリム編集」ウインドウを開く/閉じる

359

ページ)

Â

「トリム編集」ウインドウのコントロール

360

ページ)

Â

「トリム編集」ウインドウを使用する

364

ページ)

Â

トリム中にオーディオを聞く

369

ページ)

「トリム編集」ウインドウについて学ぶ

「トリム編集」ウインドウは、後続クリップと先行クリップの両方のメディア全体を再生しなが

ら、一度に

1

つの編集点をトリムするための特別な環境です。また、再生を停止せずに、編集に

よる調整がカット点に与える影響を見ることができます。このように映像でのフィードバックが

すぐに得られるので、多くの映像編集者が今までよりもはるかに簡単に先行ショットと後続

ショットのアクションをマッチさせ、編集点を正確にオーディオキューに合わせたり、また

J

キー、

K

キー、

L

キーを使って場面を再生しながら、独自のダイナミックトリミング機能を使用

して新しい編集点を割り当てたりすることが可能になります。

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358

Part III

編集を微調整する

このウインドウの

2

フレーム表示部の左側には先行クリップのアウト点、右側には後続クリップ

のイン点が表示されます。

2

つの緑色のバー(各クリップの上部に

1

つ)は、

「トリム編集」ウ

インドウがどの編集点に影響を与えるかを示します。

「トリム編集」ウインドウを使って、選択

された編集点の左右いずれかをリップル編集することも、両側をロール編集することもできま

す。またクリップのイン点とアウト点を一緒にスリップさせて、クリップのどの部分を「タイム

ライン」に表示させるかを変更できます(

321

ページの「

「タイムライン」でクリップをスリッ

プさせる

」を参照してください)。

このウインドウでトリム編集を行うには、

4

つの方法があります。

Â

「トリム編集」ウインドウのスクラバー・バーで、クリップのイン点とアウト点を直接ドラッ

グします。

Â

ジョグコントロールとシャトルコントロールを使って再生ヘッドを編集項目のどちらか一方

に移動し、

「イン点をマーク」ボタンと「アウト点をマーク」ボタン(または

I

キーと

O

キー)

を使って新しいイン点とアウト点を設定します。

Â

J

キー、

K

キー、

L

キーを使って再生ヘッドを移動し、選択した編集点に対して新しいアウト点

とイン点を設定します。

「ダイナミック」トリミングオプションが有効になっている場合、

K

キーを押して再生を停止すると、選択された編集点が再生ヘッドの別の位置に移動します。

Â

「順方向にトリム」ボタン(

Shift

]

キーを押す)と「逆方向にトリム」ボタン(

Shift

[

キー

を押す)を使って、編集点の一方にある先行クリップと後続クリップに対して選択したトリム

操作を実行します。内側のトリムボタンは編集点を

1

フレームずつトリムし、外側にある複数

フレームのトリムボタンは、編集点をデフォルトの継続時間で

5

フレームずつ調整します。選

択した編集点を再生しながら、これらのボタンを使ってリップル編集とロール編集を実行でき

ます。つまり、選択した編集を繰り返し再生しながら、

1

フレームずつトリムすることができ

ます。

参考:複数フレームのトリムボタンによって追加または差し引くフレームの数は、

「ユーザ環

境設定」ウインドウの「編集」タブで変更できます。詳細については、

Volume

4

の第

23

「設定と環境設定を選択する」を参照してください。

先行クリップ

後続クリップ

緑色のバー

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20

トリム編集ウインドウを使ってクリップをトリムする

359

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