Final Cut Pro 6 - 「ビューア」でシーケンスクリップを開く

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「ビューア」でシーケンスクリップを開く

「ビューア」でシーケンスクリップを開くと、

「タイムライン」の代わりに「ビューア」で直接

シーケンスクリップを操作することができます。

「タイムライン」から「ビューア」内にシーケンスクリップを開くには:

m

「タイムライン」でクリップをダブルクリックします。

m

クリップを選択して、「表示」>「クリップ」と選択するか、または

Return

キーを押します。

m

再生ヘッドを、

「タイムライン」上のクリップのイン点に↑または↓キーを使って配置するか、

「タイムライン」上のクリップ内の任意の場所に配置して

Return

キーを押します。

自動選択が有効になっている最小番号のトラック上のクリップを「ビューア」で開きます。この

とき、

「ビューア」の再生ヘッドは「タイムライン」の再生ヘッドが置かれているフレームと同

じフレームにあります。

「キャンバス」または「タイムライン」から「ビューア」内にシーケンスクリップを開くには:

1

「編集」>「すべて選択解除」と選択して(または

Shift

+コマンド+

A

キーを押して)、

「タイム

ライン」でクリップが選択されていないことを確認します。

2

「タイムライン」または「キャンバス」から、

「ビューア」で開きたいフレームまで再生ヘッドを

移動します。

3

以下のいずれかの操作を行います:

Â

「キャンバス」でイメージをダブルクリックします。

Â

Enter

キーまたは

Return

キーを押します。

対応するシーケンスクリップが、指定したフレームまで「ビューア」で開きます。

特定のシーケンスクリップ項目を「ビューア」で開くには:

1

「タイムライン」で「リンクされた選択」ボタンをクリックして、リンクされた選択を(オンで

あれば)オフにするか、

Option

キーを押した状態にします。

2

「ビューア」で開くクリップ項目をダブルクリックします。

選択したクリップ項目だけが「ビューア」で開きます。このクリップ項目にリンクした項目は開

きません。

スプロケット穴により、

これがシーケンスクリップ

であることが分かります。

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24

マッチフレームと再生ヘッドの同期

429

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「ビューア」

、「キャンバス」

、「タイムライン」を切り替える

「ビューア」でシーケンスクリップの作業をしている際に、「ビューア」と「キャンバス」や「タ

イムライン」をすばやく切り替えることができます。たとえば、

「ビューア」でシーケンスクリッ

プを開くことで「ビューア」がアクティブになりますが、「ビューア」にクリップを開いてから

シーケンスを再生したい場合があります。

「キャンバス」と「ビューア」を切り替えるには:

m

Q

キーを押します。

「ビューア」、

「キャンバス」、

「タイムライン」を切り替えるには、以下のいずれかの操作を行い

ます:

m

「ビューア」をアクティブにするには: コマンドキーを押したまま

1

キーを押します。

m

「キャンバス」をアクティブにするには: コマンドキーを押したまま

2

キーを押します。

m

「タイムライン」をアクティブにするには: コマンドキーを押したまま

3

キーを押します。

参考:すでにアクティブになっているウインドウ用のキーの組み合わせを押すと、そのウインド

ウが閉じます。同じキーの組み合わせを再度押すと、そのウインドウが開きます。ウインドウの

キーの組み合わせを押してウインドウを閉じた場合、再度そのウインドウを開いたときに、以前

の内容が残っています。これは、コマンド+

W

キーを押したり、または閉じるボタンをクリッ

クして閉じる場合と異なります。これらの場合は、再度そのウインドウを開いたときに、以前の

内容は残っていません。

「ビューア」を使用して、シーケンスクリップのイン点とアウト点を

調節する

「タイムライン」でのクリップのイン点とアウト点の調節は、非常に直感的な操作です。クリッ

プの境界をドラッグして、単にクリップを長くしたり短くしたりするだけです。ただし、

「ビュー

ア」でシーケンスクリップを開き、イン点またはアウト点を目的のフレームに正確に設定するこ

ともできます。クリップを「ビューア」で調節しても「タイムライン」で調節しても最終的には

同じ結果になりますが、どちらかの方法のほうが結果をイメージしやすい場合があります。

「ビューア」でシーケンスクリップを操作する利点は、クリップ全体を、クリップのイン点とア

ウト点を越えても移動できることです。「ビューア」では

2

段階の処理で編集を行いますが、場

合によっては、

「タイムライン」でクリップの境界をドラッグするより、表示が正確なこちらの

手法が好まれる場合もあります。この方法を使用すると、イン点とアウト点がどのフレームに設
定されているかを、常に正確に把握することができます。