Final Cut Pro 6 - オーディオトラックを個別のオーディオファイルに書き出す

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オーディオトラックを個別のオーディオファイルに書き出す

タイムコードを使わずに取り込んだソースオーディオがシーケンス内に多くある場合や、

OMF

読み込み機能を持たないビデオシステムにオーディオを書き出す必要がある場合は、それぞれの

オーディオトラックを専用のオーディオファイルとして書き出すことができます。これらのファ

イルは、マルチトラック・オーディオ・アプリケーションに読み込むことができます。この方法

の欠点は、各トラックのすべてのオーディオクリップを

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つのオーディオファイルにするので、

編集ポイントが保持されないことです。その場合、オーディオ編集者は各トラックを手作業で編

集して、オリジナルのクリップに戻す必要があります。また、この方法ではのりしろ(クリップ

のいずれかの側にある追加メディア)をオーディオクリップに含めることもできません。

オーディオトラックのカテゴリ

セリフ

ここには、ビデオと共に取り込まれたオーディ オのほとんどが含まれます。

登場人物ごとにセリフを別々のセリフ用トラックに分けるかどうかは、編集
者とオーディオ編集者が決定します。

ボイスオーバー

ボイスオーバーとセリ フでは

EQ

の設定が 異なることが多いため、ボ イス

オーバーはセリフと別のトラックに記録する必要があります。

音楽

複雑な音楽編集やクロスフェードを実行する場合は、どんなソースのステレ
オ音楽でも最大

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本のトラックを占有する可能性があります。

環境音

環境音トラックには、バックグラウンドの音、環境音用のサウンドエフェク
ト、室内の背景音が含まれます。

サウンドエフェクト

ここには、エフェ クトライブ ラリの素材や、自 分で録音し たエフェクト ク
リップが含まれます。自分でフォーリー効果を組み込んだ場合は、それだけ

を独立したオーディオトラックのセットとして独立させる必要があります。

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Part I

オーディオミキシング

以下の手順を実行するときには、事前にシーケンスの複製を作成し、その複製を使って書き出し

を実行してください。これにより、オリジナルの編集したシーケンスはそのまま残ります。